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任天堂・古川俊太郎社長が「次世代機を発売する必要性はない、とは考えていません」とコメント。2023年3月期・決算説明会の質疑応答にて

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 任天堂は5月10日(水)、2023年3月期決算説明会(オンライン)の質疑応答の内容を公開した。こちらの質疑応答では任天堂の次世代ハードウェアに関するトピックも登場している。

 こちらの質疑応答の中では、Nintendo Switchの年間プレイユーザー数が発売から7年目に入っても増加傾向にあることを取り上げた上で「次世代機を出す必要が低くなっているという見方もできるのではないか」(Q4)という質問がなされた。これに対し、代表取締役社長の古川俊太郎氏は「次世代機を発売する必要性はない、とは考えていません」と答えた。

 古川氏の回答によれば、次世代機について具体的なことを話せるタイミングではないものの、新しいユニークな娯楽を提供していくため、将来に向けたさまざまな開発を進めているとのこと。その一方で、現段階ではNintendo Switchの稼働を維持、拡大し、ビジネスの勢いを保つことが最優先事項だと考えているそうだ。

 またNintendo Switchが2015年3月に「NX」として発表され、2017年3月に発売されたことを踏まえ「次世代機についても発表から発売まで間を空ける必要があると考えているか」(Q7)という質問については、「Nintendo Switch を発表したタイミングは少し特殊な情報発信のケースであったと考えています」と回答している。

 当時、NXの発表は株式会社ディー・エヌ・エーとの業務・資本提携共同記者発表の場で行われた。この場がモバイルビジネスへの参入を発表するものであったことから、任天堂がその後も中核ビジネスとしてゲーム専用機に取り組んでいく姿勢を表明すべく、NXの存在を発表したという。今後も情報発信はハードウェア・ソフトウェアを問わず、それぞれの製品にとって適切なタイミングで行い、幅広くユーザーに情報が届くよう努めるとした。

任天堂・古川社長が「次世代機を発売する必要性はない、とは考えていません」とコメント1
(画像はNintendo Switch公式サイトより)

 くわえて、今回の質疑応答では映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の大ヒットについても触れられている。すでに「マリオ」関連のマーチャンダイズの売り上げが伸びていたり、Nintendo Switch Onlineで遊べる関連作品の可動が高まっていたりと、ポジティブな影響が随所に現れているそうだ。

 2022年にはニンテンドーピクチャーズを子会社化しており、今後もさまざまな映像制作に力を入れていく方針を示している。古川氏は「今回の映画がヒットしたことを⼤変嬉しく思いますが、⼀つ⼀つの結果に⼀喜⼀憂せず、これまで同様、それぞれの IP の個性を尊重しながら丁寧に展開していきたいと考えています」と語った。

 任天堂は5月9日(火)時点で2023年3月期の決算短信や決算説明資料を公開している。こちらの質疑応答の要旨全文も「株主・投資家向け情報」ページから確認できるため、詳細については公式サイトを参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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