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『ウィザードリィ』的な硬派ダンジョン探索RPGに国産ファンタジーのかわいさとクールなBGMを詰め込んだ新作『Path of the Abyss』12月22日にSteamで早期アクセス開始

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 10月4日、個人開発のデベロッパーSuzuki Suzuzou氏の公式Xアカウントより、ダンジョン探索RPG『Path of the Abyss』の早期アクセスが12月22日にリリースされると告知された。

 Steamストアページの紹介文によると、本作はシングルプレイヤー専用のグリッドベース・ダンジョン探索RPGだ。

 プレイヤーはモノクロのペン画で表現された「東ウェルトデン」にある小さな遺跡を舞台に、自由にカスタマイズしたキャラクターでダンジョンを探索し最奥を目指すことが目的となる。

 なお、実装されているのは広大なダンジョンが一つと、いくつかのサブダンジョンが存在するという。

 キャラクターはヒューマン(人間)、エルフ、ドワーフとファンタジーではお馴染みの種族に加え、素早い動きを得意とするケリンの4種族から選択でき、初期ステータスに1ポイント割り振って名前とポートレートを選べば作成できる。

このステータスポイントはレベルを上げることで獲得可能で、5ポイントごとにボーナス効果が付与される。

 作成したキャラクターは冒険を進めることでAP(アビリティポイント)を獲得し、戦闘、策略、斥候、狩人、信仰、魔術、医術、呪術と計8種類あるアビリティからプレイヤーが選択し、スキルを取得することができるようだ。

 本作の特徴は、名作『Wizardry』のような一人称視点で進むダンジョンRPGの画面に、リアルタイムで進行する戦闘システムが実装されている点だ。
 各キャラクターが習得しているスキルを駆使して戦闘を有利に進められる。

 戦闘時に使用できるスキルは、事前に9つのパネルからなる“隊列パネル”にセットする必要があり、セットするスキルの種類や配置によって戦況も変わるという。

 また、マップは歩いた箇所が自動的に記録されるほか、自身で目印を書き記すことができる。

 このマップシステムは、同系統の作品としては名作ダンジョンRPG「世界樹の迷宮」に類似しており、シリーズを嗜んでいるプレイヤーにとっては馴染みやすいものとなるだろう。

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(画像はすずきすずぞう氏のTwitch放送より)

 作者のすずきすずぞう氏のTwitch放送では、ダンジョン探索中に表示される「制圧率」と「マナ汚染度」の二つのゲージが紹介された。

 「制圧率」は敵と戦えば戦うほど増えていき、この数値が高いほど戦闘後の装備品がドロップする確率が上昇する利点があり、「マナ汚染度」はダンジョン内を歩いたり、敵の大量発生イベントをクリアすることで上昇し、この数値が高いほど発見されるアイテムの品質が向上する上、数値が高い時にしかドロップしない希少な装備品も存在していることが紹介されており、本作のやり込み要素が伺える。

 ただし、「マナ汚染度」が高い状態でキャラクターが死亡した場合は経験値を何割かロストし、寺院で多額のお金を支払って復活してもらう必要があるなどのデスペナルティが発生するため注意が必要だ。

 プレイヤーは長くダンジョンに滞在し一攫千金を狙うか、堅実に進めるかのバランスを見極める必要がある。

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(画像はSteamストアページより)

 『Path of the Abyss』はPC(Steam)向けに12月22日に早期アクセス版がリリース予定。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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