いま読まれている記事

伊藤潤二氏とH. P.ラブクラフトに影響を受けたホラーRPG『恐怖の世界』日本語版がついに発売。ポイント&クリックとターン制バトルで「旧き神」の恐怖と狂気に挑む早期アクセス版から人気の作品

article-thumbnail-231019f

 PLAYISMは10月19日、コズミックホラーRPG『恐怖の世界』の日本語版をNintendo SwitchとPS4向けに発売開始した。

 価格はダウンロード版が2420円となっており、パッケージ版は4400円となる。

 また、開発中のゲームを試験を兼ねて販売する早期アクセスとして発売しているSteam版も10月19日より正式版となり、日本語に対応することが明かされている。筆者がSteamにて確認したところ、記事執筆時点では日本語に対応するアップデートは配信されておらず、少し待機する必要がありそうだ。

 『恐怖の世界(World of Horror)』はポーランドの歯科医師パヴェル・コズミンスキー氏が手掛けるホラーRPGだ。ホラー漫画家である伊藤潤二氏と、H. P.ラブクラフト氏の作品を原点とする「クトゥルフ神話」にインスパイアされた作風が特徴となっている。

 物語の舞台は1980年代の日本の港町である「塩川市」。旧き神々が目覚め、住民は狂いだし、街は狂気に満ちた世界へ再び足を踏み入れようとしている。プレイヤーは11人のプレイアブルな住民のうちひとりを操作し、世界を終末に導く恐怖に対抗すべく謎を解き明かすこととなる。

 ゲームプレイはターン性バトルとアドベンチャー要素を軸に、さまざまなキャラクターとして個別の物語に挑んでいく「ローグライト・コズミックホラーRPG」と題され、噂を調査する探索パートと戦闘の2パートで構成されている。

 不気味なロケーションをポイント&クリックアドベンチャーのように探索しながら街中を徘徊するクリーチャーに遭遇するとターンベースの戦闘が開幕。MAXになればゲームオーバーになってしまう「DOOM」と呼ばれるSAN値(正気度)のようなパラメータなどを管理しつつ邪悪な敵を倒し、狂気に満ちた謎を解き明かそう。

 なお、記事執筆時点でNintendo Switch版とPS4版にて不具合が発生しており、PLAYISMより購入後に配信されているパッチをダウンロードし適用したのちゲームをプレイするようアナウンスされている。

 不具合に関するアナウンスはPLAYISMの公式サイトに掲載されているため、トラブルが発生した場合はぜひ確認していただきたい。

 長い早期リリース期間を経てついに日本語でプレイ可能となった『恐怖の世界』。本作の正式リリースを待ち望んでいた方は、奮って恐怖と狂気の世界にその身を投じよう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ