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『ナイト・イン・ザ・ウッズ』開発陣の新作ネコ生活ゲーム『Revenant Hill』開発中止が発表。主要メンバーふたりが健康問題を理由にプロジェクトから離脱

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ゲームスタジオのThe Glory Societyは日本時間の11月8日(水)、開発中であった新作『Revenant Hill』の開発を中止すると発表した。主な理由として、開発に携わる主要メンバーふたりが健康問題を理由にプロジェクトから離脱することを挙げている。

『Revenant Hill』は2023年5月の「PlayStation Showcase 2023」で正式発表された作品だ。主人公のネコ「Twigs」は住んでいた納屋が火事になり、墓地の近くの丸太に住み着くが、フクロウに家賃を請求されてしまう。仕方なく生活費を稼ぐために仕事を見つけ……という世知辛い物語を動物世界で描こうとしていた。

開発元の「The Glory Society」は、大学を中退したネコの物語を描くアドベンチャーゲーム『ナイト・イン・ザ・ウッズ(Night in the Woods)』の主要開発陣が新設したスタジオである。本作のコンセプトやデザインにも『ナイト・イン・ザ・ウッズ』を思わせる部分が多く、実質的な後継作として期待を寄せる声もあがっていた。

しかし、今回の発表によると「深刻な健康問題」によって主要メンバーふたりがプロジェクトから離脱。小規模な開発チームのため役割を他のメンバーが請け負うことも難しく、スケジュールや予算を鑑みると、プロジェクトをやり直すのは難しいと判断したそうだ。

開発チームはこの決定について「チームの心身と社会的な健康のために取るべき明確な道であり、率直に言えばゲームよりも重要です」とコメント。また「私たちと一緒に働き、サポートし、私たちを信じてくれたすべての人に感謝したい」と思いをつづっている。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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