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海外で噂となった未発表タイトル『サイレントヒル:ザ・ショートメッセージ』の気になるプロットが豪レーティング機関の報告書で明らかに。“自殺”をテーマのひとつとした作品になる?

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視聴者参加型のインタラクティブ・ムービーとして始まった新作『サイレントヒル: Ascension』やリメイク版『サイレントヒル2』など、複数のシリーズ作品の制作を進行中のKONAMIだが、海外で噂となっていた未発表タイトル『Silent Hill: The Short Message』にも新たな動向があったようだ。

EurogamerVGCをはじめとする海外メディアは、掲示板サービス「reddit」上で投稿されたファンが発見したオーストラリア等級審査委員会(以下、ACB)の年次報告書をもとに、『Silent Hill: The Short Message』のプロットが明らかになったと伝えている。

なお、本稿には暴力的な要素に関する言及や作品のネタバレにつながりかねない情報が含まれる。本情報は読者によっては不快に感じる要素が含まれるため、ブラウザバックなど自衛の手段を取るよう十分に注意されたい。

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(画像は『サイレントヒル (SILENT HILL) 』ポータルサイトより)

『Silent Hill: The Short Message』は、2022年9月に韓国の「ゲーム物管理委員会」によって審査され存在が明らかとなった『サイレントヒル』シリーズに属する探索型ホラーゲームだ。

KONAMIは2022年10月のシリーズ発表会にて、『ひぐらしのなく頃に』竜騎士07氏がシナリオを手がける『サイレントヒルf』や海外パブリッシャー(販売元)のAnnapurna Interactiveが参与する『サイレントヒル Townfall』などゲーム・映像作品の新作を複数発表しているが、同イベント内では本作の存在は公表されていなかった。

『サイレントヒル f』
(画像はYouTube「SILENT HILL f ティザートレーラー (4K:JP) | KONAMI」より)
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(画像はYouTube「SILENT HILL: Townfall ティザートレーラー (4K:JP) | KONAMI」より)

ACBの年次報告書では『Silent Hill: The Short Message』について「自殺をテーマにした作品でバイオレンスホラーや不適切な言語の描写」が含まれると言及しており、現地での年齢レーティングは「MA15+(15歳以上)」となっている。

作中では現代ドイツのアパートを舞台に、主人公の女性「アニタ」からの一人称視点で友人たちに起きた異変を調べていくようだ。また、報告書によるとカットシーンには「自傷行為や飛び降り自殺に関する表現、過去のフラッシュバック」を含むという。

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ACBの「MA 15+」に関する説明。購入や視聴には年齢確認または18歳以上の保護者による同伴が求められる
(画像はWhat do the ratings mean? | Australian Classificationより)

上記のほか、ACBはゲーム全編を通してカットシーン後に「自傷行為や自殺の危険がある場合は治療と助けを求め、周囲に苦しんでいる人がいる場合は支援するよう促す」テキストが表示される点も言及しており、上記の描写がメンタルヘルスに関する“より広い幅の文脈”から生じたものとして、「MA15+」のレーティング評価に影響したと説明している。

なお、執筆時点でKONAMIは『Silent Hill: The Short Message』を正式に発表しておらず、タイトルや作中の描写、キャラクター名などプロットにおける各要素は今後の制作で変更される可能性を含む。今後いつ、どのような形で作品が披露されるかは不透明なため、シリーズ公式Xアカウント(@silenthill_jp)からの続報を待ちたい。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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