8月4日、Electronic Arts(以下、EA)はサウジアラビア系ファンドのPIF、投資会社Silver Lake、そしてジャレッド・クシュナー氏率いる投資会社Affinity Partnersの3社によるコンソーシアムが、EAの買収を完了したと公式サイトにて発表した。これによりEAは今後、この3社を新たな株主として経営を続けていくことになる。
今回の買収合意は2025年9月に告知されていたもので、同年12月22日に開かれたEAの臨時株主総会で株主の承認が得られていた。
この度の発表は、買収の手続きがすべて完了し、成立したことを意味する。また、買収完了にともないEAの株を保有していた株主には1株あたり210ドルの現金が支払われ、EA株はナスダック市場での取引を終え上場が廃止となる。
EAのアンドリュー・ウィルソン会長兼CEOは、今回のパートナーとともに投資を行い、次世代のゲームや遊びの体験を作っていきたいという考えを示した。PIFのトゥルキ・アルノワイザー副総裁は、PIFが5年以上前からEAの少数株主として関わってきた経緯を挙げ、ゲームやeスポーツをPIFが力を入れている分野の一つと位置づけていることを説明している。
シルバーレイクのイーゴン・ダーバンCEOはAIを活用してゲーム開発やプレイヤー体験をより良くしていく投資を進める考えを述べ、アフィニティ・パートナーズのジャレッド・クシュナーCEOは、EAが新しいファン層を広げ、次の世代を担うクリエイターを育てていけるよう後押ししたいとしている。
取引にあたっては、EA側の財務アドバイザーをゴールドマン・サックス証券、法律アドバイザーをワックテル・リプトン・ローゼン&カッツ法律事務所が務めたほか、コンソーシアム側はカークランド&エリス法律事務所やレイサム&ワトキンス法律事務所など複数の法律事務所や、JPモルガン証券が財務アドバイザーとして関わった。
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なお、EAは2026会計年度にGAAPベースで約75億ドルの純収益を計上しており、『EA SPORTS FC』、『Battlefield』、『Apex Legends』、『The Sims』、『Need for Speed』、『Dragon Age』、『Titanfall』、『Plants vs. Zombies』、『EA SPORTS F1』など多くのブランドを抱えている。
