『クーロンズ・ゲート』のクリエイターの木村央志氏が自身のnoteを更新し、最新作であるムービーノベル『クーロンズリゾーム』の開発についての進捗を報告した。
『クーロンズリゾーム』の初回分は特報版での物販を予定しており、リリース時期は決まり次第報告するとしている。
またあわせて木村央志氏は自身がで「下咽頭がん」あることを公表しており、昨年末から治療を受けている最中であることを明かした。
未練を残しつつ3Dクーロンを諦め、ムービーノベルへと舵切り 32万字を超すシナリオを扱うにはノベル形式のほうがコンテンツコンシャスだ 2024年、クーロン企画30周年の節目を迎えてのリリース準備が整う そして──!https://t.co/T4fJPq9xNe pic.twitter.com/tEBrgRfUiB
— クーロンズリゾーム公式アカウント (@kgproject4) January 19, 2024
『クーロンズリゾーム』は、1997年にPS向けに発売した『クーロンズ・ゲート』の伏線回収と設定強化を目標に掲げたムービーノベル。全8巻を分冊としてリリース予定しており、現在BOOTHにて第1巻から第3巻までがダウンロード販売中だ。
また100部限定の「陰陽BOX版」のリリースを予定しており、ゲームタイトル全巻に加えてサントラアプリ、BGM、ドキュメントなどをUSBメモリに封入し、変形版フォトブック、オリジナルの芯片(サンピン)を同梱する。
同告知の公式Xアカウントからのポストでは「2024年、クーロン企画30周年の節目を迎えてのリリース準備が整う」としており、リリース時期は決まり次第、発表予定だ。
特装陰陽ボックスセットの仕様がようやく決定! USBにゲームアプリ全8巻ブラッシュアップ版+サントラアプリ(サウンドスケープ+BGMセレクション)、フォトブック、ランダムID記載の芯片(サンピン)を収納 BOOTHにて100部限定物販予定! pic.twitter.com/gOO8D92lE9
— クーロンズリゾーム公式アカウント (@kgproject4) November 18, 2023
今回、noteにて公開された木村央志氏のエッセイ「陰陽BOXへの途」は、前後編に分かれており、2019年から現在に至るまでを綴っており、陰陽BOX版の詳細も明らかになった形だ。
さらに同エッセイで木村央志氏は、自身がTNM指標でステージIV A期の「下咽頭がん」であることを公表している。通常、がんは進行度に応じて、ステージ0からステージIVの5段階に分けられており、進行するにつれて数字が大きくなる。昨年の12月26日から、根治ではなく寛解(完治はしていないが、症状が落ち着いている状態)を目標に化学放射線療法を受けているという。
木村氏は「マスター版直前の最終確認作業、まさかのがん病棟で行うとは!」、「要するに最大最凶のバグを自らに宿していたわけだ。このバグフィクスをなんとかしないと──!」と綴っている。
『クーロンズリゾーム』の完成とリリースを期待するとともに、木村央志氏の回復を願わずにはいられない。