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ゲーム開発会社アリカへの脅迫事件に関する民事訴訟で和解が成立。被告は400万円の損害賠償を支払いへ

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『テトリス99』や『ストリートファイターEX』などで知られるゲーム開発会社・株式会社アリカは、同社に対する脅迫事件の民事訴訟に関して和解が成立したことを発表した。

本件は2019年9月3日に発生した事件であり、アリカは同社に対する脅迫ないし副社長・三原一郎氏への殺害予告や嫌がらせなどの被害をこうむった。民事訴訟の和解成立にあたって、被告には400万円の損害賠償金の支払いが命じられた。

三原氏は本件にあたって、民事訴訟の詳細についてを自身のXアカウントに公開した。

脅迫行為によりアリカは防犯設備への投資コストを受け、参加予定だったイベントのキャンセルによる経済的損失や、信用の毀損などの損害が生じることとなった。

さらに、アリカは今後もこのような脅迫行為に対し毅然とした態度で対応することを公言した。

なお、同事件の被告には2020年10月に取り調べが行われ、罪状を確認したうえで2021年4月に書類送検が行われた。同年10月5日に有罪が確定した。

アリカはNintendo Switchの有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」の加入者限定配信ソフト『TETRIS 99』『PAC-MAN99』といったオンライン対戦型ゲームの開発を担当したほか、『ストリートファイターV』のキャラクターハイモデルの製作、『鉄拳7』のアップデート作業、現行では『鉄拳8』の一部開発など、多くのタイトルに関わるデベロッパーだ。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


民事訴訟に関する和解成立のお知らせ

株式会社アリカ(本社:東京都品川区、代表取締役:西谷 亮)は、2022年4月1日にご報告させていただいた弊社及び弊社役員に対しての脅迫事件の民事損害賠償請求(2022年3月31日 東京地裁に訴状提出)につきまして、2024年2月14日に和解が成立したことを報告いたします。

脅迫事件につきましては刑事事件としてすでに有罪となっておりますが、脅迫事件から弊社が受けた防犯設備投資やその実施のためのコスト、また参加予定だったイベントのキャンセルによる経済的損失や信用の毀損による損害等を請求し、この度、別紙の通り弊社の言い分が認められた形での和解となりました。
なお、ご迷惑ご心配をおかけした関係者の方々には、別途説明をさせていただきます。

弊社は今後もこの様な行為に対して毅然とした態度で対応してまいります。

株式会社アリカ
代表取締役 西谷 亮

ライター
かわいいゲームとこちらの価値観を揺さぶってくるようなゲームをたくさんプレイしたい。『シルバー事件』と『ナイト・イン・ザ・ウッズ』から多大な影響を受けたことにより、現在小説家としても活動中。

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