英国の芸術慈善団体BAFTAのゲーム表彰イベント「20th BAFTA Games Awards」にて、『バルダーズ・ゲート3』が「ベストゲーム」、「MUSIC(音楽)」、「NARRATIVE(ナラティブ体験)」、助演賞の「PERFORMER IN A SUPPORTING ROLE」、ファンによる投票の「EE PLAYERS’ CHOICE」と5部門を制覇した。
『バルダーズゲート3』は、これまでも世界規模のゲーム表彰イベントにて大賞であるゲームオブザイヤーを受賞した。
・「The Game Awards 2023」ゲームオブザイヤーを含め8部門を獲得
・「24th Game Developers Choice Awards」
ゲームオブザイヤー含め8部門を獲得
・「27th Annual D.I.C.E. Awards」ゲームオブザイヤー含む6部門を獲得。
『バルダーズ・ゲート3』は、2023年から続き大規模なゲームアワードイベントを総なめする形となった。
本作は、『Divinity: Original Sin II』など自由度の高いゲームを制作してきた実績のあるLarian Studiosが手がけたRPGだ。2020年より早期アクセスを開始し、2023年8月にPC(Steam、GOG.com)やPlayStation 5にて海外向けに発売された。
12月にはスパイク・チュンソフトがローカライズを担当した日本語版がPS5に向けて発売され、同日にPC(Steam)版にも日本語パッチが配信された。また、2023年12月8日には、Xbox Series X/S版も発売に至る。
原作はTRPGを世界に広めたといわれている『ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下、D&D)』第5版が基になっており、ダイスロールでの判定や世界観設定は『D&D』に準拠して制作されている。
本作の特徴は、プレイヤー自身の選択が物語の進行にダイレクトに影響するところが挙げられる。エンディングの分岐数は1万7000を越えており、1周プレイするのに大体100~120時間はかかると公式インタビューで明かされている。
プレイヤーはエルフ、ドワーフなど複数の種族からキャラクターを作成し、出自や職業などを設定してゲームを開始する。パーティメンバーはマルチプレイも含めて最大4人設定できるので、一人は力仕事が得意な前衛戦士、一人は多くの呪文を操る魔法使い、一人は鍵開けやトラップ解除の達人……など、あえて今風に言うと『ダンジョン飯』のメンバーのような組み合わせでも冒険を楽しめる。
主人公は他者の精神を操るマインド・フレイヤーの幼生を脳内に埋め込まれ、それを除去するための冒険へと出発する。道中で仲間になったキャラクターとは、選択次第では恋愛関係になったり、時に敵対することもある。本サイトでは、本作の紹介記事も書いているので、気になった方はぜひチェックしてみてほしい。
なお、本作の日本語版公式サイトでは冒険を導く探索と、戦闘画面について丁寧に解説されているページもあるので、これから『バルダーズ・ゲート3』を遊ぶ方は、こちらもあわせてチェックしてみてほしい。『バルダーズ・ゲート3』は各対応プラットフォームにて発売中だ。