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リアルすぎる中世RPGの続編『キングダムカム・デリバランス2』2024年内に発売決定。主人公は村人ヘンリーが成長した姿で続投。中世ボヘミア地方を舞台に、善人・悪党だけにとどまらない自由なロールプレイを楽しめる

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デベロッパーのWarhorse Studiosは、シリーズ最新作『Kingdom Come: Deliverance Ⅱ(キングダムカム・デリバランス2)』を2024年内に発売することを発表した。

主人公として、鍛冶屋の息子ヘンリーが成長した姿で登場する映像が公開された。また、映像ではヘンリー役を演じたトム・マケイ氏とハンス役のルーク・デール氏、開発スタッフが本作にかける意気込みなどを語っている。

本作は、中世後期の欧州風の世界でヘンリーの人生を体験できる一人称視点のアクションRPGだ。本作のクリエイティブディレクターであるダニエル氏は、10年前は小さなオフィスに11人しかいなかったが、前作『キングダムカム・デリバランス』から6年経ち、現在は250人のスタッフが本作の開発に携わっていることを語った。

前作ではカットシーンが約3時間だったが、本作では5時間以上を収録。冒険できるフィールドの広さも前作の約2倍となっているという。前作では村の中の下級貴族と盗賊間の問題が描かれていたが、今作では国と国をまたぐ壮大なストーリーが展開されるようだ。

プレイヤーはヘンリーを操作し、15世紀のボヘミアを冒険できる。メインストーリーはハンガリー王に立ち向かう物語が展開されるが、プレイヤーが何をするかは前作同様に自由度が高い。貴族や市民と交流してもよいし、熾烈な戦いに身を投じて戦士として成長してもよい。プレイヤーの選択ひとつひとつが、主人公のヘンリーを形作る。

『キングダムカム・デリバランス2』2024年内に発売決定。主人公はヘンリーが続投。リアルすぎる中世RPG_001

デザイン・コンバットディレクターのヴィクター氏は、「プレイヤー自身がなりたいものになれる」と語る。世界を救う騎士、言葉巧みに状況を解決する者、泥棒や悪党など。ただし、犯罪に手を染めたうえで捕まると烙印を押されてしまうこともある。

本作の自由度の高さは前作同様健在のようで、リードデザイナーのプロコップ氏は一例として、いきなり街中で裸になれば住民は反応を示し、プレイヤーは住民に謝罪することもできるし、「あっちに行け!」と横暴に振る舞うようなプレイスタイルも受け入れていることを語った。村の周辺で多くの犯罪を示すと、人々がヘンリーが犯人であることを疑い始め、挨拶の仕方なども変化する。

『キングダムカム・デリバランス2』2024年内に発売決定。主人公はヘンリーが続投。リアルすぎる中世RPG_002

また、マップのロケーションには実在する場所「ボヘミアン・パラダイス」も実装されている。ここには雄大な自然や岩層が広がり、銀鉱で生計をたてている田舎町や、石づくりの大都市などにも足を運べる。

さらに、本作には乗馬、鍛冶、狩猟、調合といった生活要素や、ボードゲームなども存在しており、ヘンリーが使用できる武器には新たに石弓や初期の銃なども登場する。

映像の最後に、ヘンリー役を演じたトム・マケイ氏とハンス役のルーク・デール氏はファンに向けて「冒険が待っています」と一言を告げて締めくくった。

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(画像は『Kingdom Come: Deliverance』のSteamストアページより)

前作にあたる『キングダムカム・デリバランス』は、17歳の若者ヘンリーが家族と故郷を焼き払われた復讐の旅に出るアクションRPGだ。ただし、ヘンリーはあくまでただの住民であるため、戦うためにはまず修練を積まなくてはならない。また、文字を読むためにはお勉強もしなくては本を読むことすらできないというハードコアな仕様だ。

Steamレビューでは、記事執筆時点で9万人を超えるレビューが集まり、82%から高く評価され「非常に好評」を獲得する人気作となった。レビューには、「リアル志向の中世RPG」、「人を選ぶが面白い」、「最初は村人と喧嘩しても勝てない」といったコメントが寄せられた。

『キングダムカム・デリバランス2』2024年内に発売決定。主人公はヘンリーが続投。リアルすぎる中世RPG_004
(画像は『Kingdom Come: Deliverance』のSteamストアページより)

主人公のヘンリーが物事を解決するためにはさまざまな手段が存在する。戦う、盗む、誘惑・説得する、脅迫する、賄賂を渡す……など、目的を達成するための手段は非常に多岐にわたり、プレイヤーの選択がそのままストーリーに影響を及ぼす。

そのような仕様であるため、ことをスムーズに進めるためにはコネクションやお金なども重要になってくる。また、山賊に集団で襲われたらまず勝てないので、対抗手段として暗殺技術や遠距離射撃のスキルを習得する必要もあり、生々しいとまで言えるリアルさが特徴となっていた。

『Kingdom Come: Deliverance Ⅱ』は2024年内に発売される予定だ。対応プラットフォームは、PC、PS5、Xbox Series S|Xとなっている。本作が気になった方は、ぜひ公式Xアカウントの動向をチェックしてみてほしい。

以下、プレスリリースの全文となっている。


『キングダムカム・デリバランス2』2024年内に発売決定。主人公はヘンリーが続投。リアルすぎる中世RPG_005

2024 年発売予定“Audentes Fortuna Iuvat” -運命は英雄にのみに味⽅する

2024 年 4 ⽉ 19 ⽇ (⾦) 3:15 ― PLAION 株式会社は、圧倒的な好評を受けたアクション RPG「キングダムカム・デリバランス」に待望の続編『Kingdome Com: Deliverance II(キングダムカム・デリバランス II)』(以下本作)が 2024 年後半にリリースされることをお知らせいたします。

『Kingdome Com: Deliverance II(キングダムカム・デリバランス II)』は、「キングダムカム・デリバランス」の正当な続編作品であり、新規ユーザー、往年のファンなどあらゆるユーザーが楽しむことができる作品です。

トレーラー:https://youtu.be/Tn6B4qyGvpY

本トレーラーでは、ヨーロッパ中世を表す叙事詩である本作について、俳優や開発者から直接本作に関する内容を聞くことができ、また本作の作曲家である Jan Valta による演奏を楽しむことができます。

15 世紀のボヘミア王国の歴史を忠実に切り取った本作は、前作に引き続き鍛冶屋の息⼦である主⼈公ヘンリーが、復讐と裏切り、⾃⼰の再発⾒を体験する物語です。

ヘンリーは伝統的な原⾵景が存在する中世ボヘミアを横断し、質素な鍛冶屋から豪華な王城の宮廷まで、内戦の争乱によって引き裂かれた王国内を旅します。

前作は 1 つの⼟地を旅する物語でしたが、本作では 2 つの⼟地が収録されており、現実でも多くの観光客が訪れる、美しく多様なボヘミアン・パラダイスを探索することが可能。壮⼤なトロスキー城や、銀の採掘町クトナーホラ(ユネスコの世界遺産)などが登場します。

前作から⼤幅に増えた 5 時間以上に及ぶカットシーンも含めて、物語やその世界観で魅了いたします。

戦闘システムについても、実際の中世武術を描写しながら、前作より遊びやすいよう⼀新されています。前作の中⼼であった剣術を中⼼とした戦いがより洗練化されたほかに、新たに追加されたクロスボウや初期の⽕薬武器など、歴史に沿った新たな兵器が登場します。

様々な選択肢が存在するクエストに対して、最適なアプローチをとり、様々な⼿段で問題を解決し、リアルな中世世界の体験を⾄⾼の ARPG としてお届けいたします。1403 年のボヘミアで、復讐と償いの冒険に参加するとき。運命は英雄にのみに味⽅する−『Kingdome Com: Deliverance II(キングダムカム・デリバランス II)』は 2024 年に PC、PlayStation5, Xbox Series S|X で発売予定です。

タイトル: キングダムカム・デリバランス II
予定プラットフォーム: PC, Xbox series S|X, PlayStation5
ジャンル: アクション RPG, 中世,オープンワールド
ディベロッパー: Warhorse Studios
パブリッシャー: Deep Silver / PLAION
リリース⽇: 2024 年

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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