Warner Bros. DiscoveryのCEOデビッド・ザスラフ氏は、実写映画『ロード・オブ・ザ・リング』の新作を2026年に公開する予定であることを2024年第1四半期決算説明会にて説明した。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の監督であるピーター・ジャクソン氏とその妻フラン・ウォルシュ氏、脚本家のフィリッパ・ボイエン氏が映画をプロデュースし、記事執筆時点で脚本を作る初期段階にあり、未だ語られなかったストーリーが展開されることがザフラフ氏によって告知された。
※映像は映画『ホビット 思いがけない冒険』のものです。
海外メディアVarietyによると、Warner Bros. Discoveryが海外に向けて送ったプレスリリースには映画のタイトルは仮称『Lord of the Rings: The Hunt for Gollum(ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ハント・フォー・ゴラム)』であることが報じられており、主役は指輪に魅せられた人物「ゴラム」であることも明かされた。
『ロード・オブ・ザ・リング』三部作にて「ゴラム」を演じたアンディ・サーキス氏が自ら監督と主演を担当し、『ホビット 決戦のゆくえ』にて製作総指揮をつとめていたケン・カミンズ氏が再び指揮として参加する。
※映像は映画『ロード・オブ・ザ・リング』のものです。
2001年に上映された映画『ロード・オブ・ザ・リング』は2003年まで三部作に及ぶ長編として公開された。原作は“ファンタジー”という概念を世に知らしめたJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』だ。
壮大な「中つ国」を舞台に、魔王サウロンの魂が封印されている「一つの指輪」を葬るため、田舎に住む小さき人、ホビット族の少年が滅びの山へ向かう過酷な旅路が描かれる。
指輪には持ち主の欲望を刺激する力があり、たとえそれが正義に基づくものであってもいずれは指輪に支配されてしまう。第1部『旅の仲間』では、何の野望もなく、ただ田舎で平和に暮らしたい主人公のフロドであれば耐性があることが判明し、人間、エルフ、ドワーフ、ホビット、魔法使いといったメンバーでパーティが結成され、指輪を葬りに行く物語が展開される。
この度、主役に抜擢される「ゴラム」は、数百年もの期間「指輪」を持ち続けてしまった結果、心が病んでしまった人物だ。作中では「指輪」に対する執着心で動き、フロドに同行した。
『ロード・オブ・ザ・リング』の新作映画は2026年を目途に公開される予定だ。