Amazonは5月19日、ドラマ『フォールアウト』の劇中に登場する武器を紹介する映像「Behind the Scenes: The Weaponry 」をYouTubeにて公開した。
ドラマ『Fallout』には、ゲーム『Fallout』シリーズに登場したクリーチャーやガジェットなどが高い再現性で登場する点でも大きな話題を呼んだ。各キャラクターが使用する武器においても原作の美学やフォルムが再現されており、公開された映像では印象的な武器たちが主演陣とプロップマスターにより紹介されている。
ドラマ『フォールアウト』は核戦争後のポストアポカリプスな世界をレトロフューチャーな作風で描く同名ゲームシリーズを原作とする映像作品。監督および脚本は クリストファー・ノーランの弟であり、『ダークナイト』や『インターステラー』の脚本を手掛けたジョナサン・ノーラン氏が担当。ベゼスダのトッド・ハワード氏は製作総指揮として携わる。
主人公はVault33の住民である「ルーシー」、米軍の生き残りを起源とする武装集団「Btotherhood of Steel」に所属する「マキシマス」、事情を抱えている賞金稼ぎ「グール」の3名。異なるバックグラウンドを抱えた3名がウェイストランドを冒険し、ときに交差していくように物語が展開していく。
ドラマでは原作のビジュアルやアクションを高いクオリティで再現したほか、おなじく原作の要素であるアメリカの政治や歴史を踏まえた設定に焦点が当てられたシナリオが描かれ高い評価を得た。4月19日には早くもシーズン2の製作が決定しており、今後の展開も気になるドラマシリーズとなっている。
YouTubeで公開された映像ではV.A.T.S.風の戦闘シーンなども印象的な「グール」が使用するリボルバー銃、パワーアーマー用の巨大な銃、原作ゲーム序盤の武器としても9mmピストル(ゲームなどでは10mmだが、動画では9mmと紹介)、スクラップを射出するユニークな武器「ジャンクジェット」が登場。テーブルにならべて各武器が登場しているため、小道具として作り込まれた武器のサイズ感や作り込みが改めて伺えるだろう。
また、9mmピストルやジャンクジェットは原作を再現しているが、ドラマ版ではオリジナルのデザインも採用されている。プロップマスターによると、独自に用意した武器においても原作の美学を忠実に踏襲し、同じ世界観を共有していると感じさせることに努めたそうだ。
ドラマ『フォールアウト』のビジュアルや美術に心奪われた方は、ぜひ本映像を視聴しよう。
記事初稿にて、「グール」が使用するリボルバー銃などは原作の武器やデザインをアレンジしたものとなっている。と記載していましたが、近しいデザインの銃はMODのみで登場し、オリジナルの原作ゲームには登場していませんでした。
【※更新 2024年5月20日(月)】記事初稿にて、「リボルバー銃などは原作の武器やデザインをアレンジしたものとなっている。」と記載していましたが、近しいデザインの銃は原作ゲームには登場していませんでした。訂正しお詫び申し上げます。