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『ヒストリエ』約5年ぶりの新刊12巻が6月21日に発売決定。古代ギリシャを舞台に、謎多き人物とされるエウメネスが知略を巡らせ、さまざまな戦況を乗り越える壮大な歴史漫画

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『寄生獣』『七夕の国』を手がけた岩明均氏の漫画『ヒストリエ』の新刊が6月21日(金)に発売される。この発表は、月刊誌アフタヌーンの公式Xアカウントにて告知された。『ヒストリエ』の新刊が発売されるのは、約5年ぶりである。

2003年より連載が開始された本著は、歴史上出自の不明である謎多き人物「エウメネス」を主人公に歴史を題材とした漫画だ。序盤では、紀元前4世紀の古代ギリシャを舞台にエウメネスが知略を巡らせ危機的な状況を打破する様子が描かれている。

本著はアリストテレスと旅と共にするオープニングシーンに始まり、エウメネスの人生が少年期から描かれている。都市国家カルディアの顔役であるヒエロニュモス家の次男として恵まれた環境で育ち、英雄譚や歴史書を読み漁りながら育ったエウメネスは頭の回転もはやく、スキタイ人の奴隷に罪をなすりつけようとしていたヒエロニュモスの部下を告発してみせる。

しかし、部下はエウメネスもスキタイの生まれてあることを告白。エウメネスは奴隷身分へ落とされ、旅の商人に購入されてカルディアを去ることとなる。道中、船が沈没し黒海南岸の村に漂着したエウメネスは村人にギリシャの知識を授け、侵略者の攻撃を防いでみせる。

エウメネスは流れに流れて故郷カルディアへと帰還するも、ヒエロニュモス邸は廃墟同然。エウメネスは怪しい商人アンティゴノスの誘いに乗り町を出るも、アンティゴノスの正体はマケドニアの王フィリッポスであった。エウメネスは書記官見習いとして、フィリッポスに仕える。

『ヒストリエ』の新刊12巻は6月21日(金)に発売される予定だ。本著が気になった方は、ぜひ販売ページを参照してみてほしい。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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