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『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』などの幾原邦彦監督が、文豪谷崎潤一郎の傑作『春琴抄』を朗読劇化。『春琴の佐助』として2024年10月の上演が決定

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明治から昭和にかけて活躍した文豪、谷崎潤一郎の傑作小説『春琴抄』が、『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』などで知られるアニメーション監督、幾原邦彦の手で『イクニプロデュースReading in the dark「春琴の佐助」』として朗読劇化されることが決まった。公演は東京品川にある六行会ホールで、2024年の10月31日から11月3日まで行われる予定。

詳細についてはまだ発表されておらず、現在公式サイトには中村明日美子によるイラストと公演日時や主要製作陣の情報のみが公開されている。総合演出・脚本は幾原邦彦、脚本・演出が淡乃晶、宣伝美術が圓岡淳で、企画・製作はILLUMINUSによるものとなっている。

「Introduction」によれば、「アニメーション監督『幾原邦彦』が新たな表現に挑戦する実験劇場――。谷崎潤一郎の不朽の名作『春琴抄』その耽美なる世界を現在の視点から紐とき、アレンジを加えた朗読劇として令和の時代に蘇らせます。」とのこと。

『春琴抄』は1933年に発表された谷崎潤一郎の中編小説で、これまで幾度も映像化されてきたことでも知られている。物語は、大阪の豪商の家に生まれた盲目の美女にして天才的な三味線の奏者である春琴と、丁稚として彼女に仕える佐助の、献身的かつ峻烈な愛を描いたもの。現在は新潮文庫をはじめ、AmazonのKindleや青空文庫などで無料で読むこともできる。

幾原邦彦監督が、谷崎潤一郎の傑作『春琴抄』を『春琴の佐助』として朗読劇化。2024年10月上演_001
(画像は新潮社公式サイト『春琴抄』より)

今回の公演はアニメーション監督による総合演出・脚本だが、今回は映像作品ではなく「朗読劇」という点には注意しておくべきだろう。公演タイトルには「Reading in th dark」と入っているが、これは主人公春琴の「盲目である」という設定や、作品自体のテーマにも関わってくる部分かもしれない。いずれにせよ、どのような演出が行われることになるのか、楽しみな公演だ。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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