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『シャイニング』に出演したシェリー・デュヴァルさんが死去。アルトマン監督作品の常連でキューブリック監督の『シャイニング』では夫の凶行から逃げる妻ウェンディを演じた

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ホラー映画『シャイニング』でウェンディを演じたことで知られる俳優のシェリー・デュヴァルさんが7月11日に亡くなった。75歳だった。

The Hollywood Reporterなど海外の複数メディアが報じている。

俳優のシェリー・デュヴァルさんは、ロバート・アルトマン監督の『バード★シット』でデビュー。その後『ボウイ&キーチ』、『ナッシュビル』などロバート・アルトマン監督の常連となった。実写映画版『ポパイ』では、ロビン・ウィリアムスさんがポパイを、オリーブをシェリー・デュヴァルさんが演じている。

その大きな瞳が鮮烈な印象を抱かせる人物で、『三人の女』では演技力も高く評価され、カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞している

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(画像はWarnerBros.com | The Shining | Moviesより)

1980年に公開されたスティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』は、現在ではホラー映画の金字塔のひとつとして評価されている作品で、シェリー・デュヴァルさんは狂気に蝕まれた夫ジャックから逃げる妻ウェンディを演じた。

特にジャックを演じたジャック・ニコルソンさんが斧を振りかざし、バスルームの扉を破壊しようとしてウェンディが恐怖するシーンは有名だ。

報道によるとシェリー・デュヴァルさんは7月11日に、テキサス州ブランコの自宅で糖尿病の合併症のため眠っている間に亡くなった。75歳だった。

SNSでは、ロバート・アルトマン監督作品や、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』でアイコン的存在だったシェリー・デュヴァルさんの訃報に接し、多くのファンから惜しむ声が寄せられている。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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