男子公衆トイレの中で、人々が他人の視線を感じないよういい感じに人員を配置して用を足させるカジュアルパズルゲーム『TOiLET』が、7月12日からデモ版の配信を開始した。言語は英語と中国語のみだが、操作やルールは直感的に分かるためそれほど大きな問題にはならないだろう。
ゲームではトイレの中にいくつかの便器と人間たちが配置されており、人間たちをうまく配置してそれぞれ用を足させるのがゲームの目的だ。ただし、このゲーム内の人類は全員かなりシャイなので、他人の視線を感じると一切用を足せなくなってしまう。
男性諸兄はなんとなく覚えがあるかもしれない、男子トイレ内で他人の視線が微妙に気になる「コイツ覗いてね?」現象である。普通に隣り合ったトイレの前に立たせるだけではまず視線が交差してしまうので、微妙に体の向きを変えたり、見られても気にならない友人同士を隣に配置するなどの工夫が必要だ。
それでもどうにもならないときは、人間を壁に垂直に立たせることで無理やり視線を回避するなんていう手もある。トイレの中にはニュートン力学など存在しないのだ。
また人間の尿意は場所を選ばず発生するものであるということの寓意なのか、ステージには全然トイレじゃない場所も登場。ゲームが進むと宇宙空間のような場所まで現れる。ここで用を足せと……?
このゲームは作者が一人だけで製作しているもので、現在はまだ開発中。今後は難易度調整やメカニクスの追加、ステージ数を増やすことなどに取り組み、1~2年での正式リリースを目指すという。