Amazon Kindleストアで、光文社古典新訳文庫320点が半額の50%オフとなるセールを7月17日(水)まで実施している。
光文社古典新訳文庫は古典と呼ばれる名作を、現代的で分かりやすい翻訳に改めたレーベルだ。また行間や文字サイズが大きめになっていて文字の圧迫感も和らげられているなど、難解そうに思える文学作品なども読みやすくなる工夫がされている。昔読んで挫折してしまった作品でも、訳が変わればかなり印象が変わるかもしれない。
光文社古典新訳文庫の電子書籍320点が現在、Kindleで通常価格の50%OFF!!(~2024/7/17まで)
— 光文社古典新訳文庫 (@kotensinyaku) July 12, 2024
ぜひこの機会に電子版もお求めください!
リストはこの下に〜
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今回セール対象となっている作品の中には、アニメ化された『逃げ上手の若君』の時代を描いた『太平記』などもある。『平家物語』と並ぶ日本でもっとも有名な軍記物語で、北条時行や足利尊氏といったキャラクターがどのような描かれ方をしているのか、アニメ・漫画との違いを調べてみるのも面白いだろう。
もちろん、有名な海外文学も多数対象に入っている。名前だけならまず知らない人はいないであろうドストエフスキーの『罪と罰』や、『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などで有名なトルストイ作品なども今回のセール対象だ。いずれもロシアを代表する文豪だが、ひたすら内向していくドストエフスキーに比べると、華やかな貴族の恋愛模様が描かれるトルストイ作品の方がとっつきやすいかもしれない。
古きアメリカの腕白少年の活躍を描いた『トム・ソーヤーの冒険』、『タイムマシン』や『八十日間世界一周』などの古典SF、『ナルニア国物語』など、大人から子供まで楽しめる冒険物語・SF・ファンタジーも多い。「星の王子さま」として知られるサン=テグジュペリの名作が、『ちいさな王子』という題で出版されているなど、新訳になったことで大きく印象が変わっているものもある。
また、カントの『純粋理性批判』やニーチェの『善悪の彼岸』といった、名前は有名だけど読むような機会が全然なくて……といった哲学書や、中国の怪異物語を集めた『聊斎志異』、日本人論の源流とも言われる『菊と刀』、現代に続くヴァンパイアキャラのひな形を作ったブラム・ストーカーの『ドラキュラ』や、『マクベス』『リア王』といったシェイクスピアの作品群など、あげようにもキリがないほど有名な作品が数多くラインナップされている。
対象作品のすべてが50%オフとなる今回のセールは、7月17日(水)までとなっている。とてもすべての作品リストは上げられないので、詳細は光文社古典新訳文庫の公式Xアカウントなどを確認されたい。