フィルムアート社は、脳科学・心理学からホラー映画の魅力をひもとく書籍『ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの』を7月26日(金)に発売すると発表した。
価格は税込2750円。全国書店、各ネット書店にて発売する。Amazonでも予約受付を開始している。
【新刊】
— フィルムアート社(創立55周年!) (@filmartsha) June 6, 2024
ホラー映画を見るとき、私たちの脳・心・身体で何が起こっているのか?
『ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの』
ニーナ・ネセス=著、五十嵐加奈子=訳
モンスター、暴力、トラウマ、音……さまざまな切り口から、脳科学や心理学で〈恐怖〉のしくみを解き明かすhttps://t.co/SKavCw3b50 pic.twitter.com/rz4CIuLCi6
『ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの』は、科学コミュニケーターのニーナ・ネセス氏の著作。翻訳は五十嵐加奈子氏が担当している。
脳や身体は「ホラー映画」の何に恐怖を感じ、どのように反応するのか、モンスター、暴力、トラウマ、音などさまざまな切り口から、脳科学や心理学で恐怖のしくみを解き明かす書籍。
『サイコ』、『エクソシスト』など古典的映画から、近年の『ヘレディタリー/継承』、『アス』、『クワイエット・プレイス』など現代のヒット作など約300本を取り扱う。
サイコ・スリラー、SF、スラッシャー、スプラッター、クリーチャー、オカルトなどのサブジャンルを縦横無尽に扱いつつ、ホラー映画の歴史もおさらい。いかに映画における「恐怖」が作り出されてきたのか、そして観客はいかにそれを受け取るのかに迫っていく。
目次と登場する映画、用語やトピックは以下のとおり。
■目次
はじめに
第一章 恐怖を感じると、脳はこうなる
第二章 ホラー映画の歴史
第三章 モンスターの作り方
第四章 耳からの恐怖
第五章 恐怖が付きまとう理由
第六章 暴力的メディアと暴力行為
第七章 血、ゴア、ボディホラー
第八章 ホラーの変わらぬ魅力
あとがき/謝辞/訳者あとがき
参考文献/作品名索引■本書に登場する映画
『スクリーム』、『サイコ』、『ハロウィン』、『エルム街の悪夢』、『13日の金曜日』、『ジョーズ』、『エクソシスト』、『サスペリア』、『暗闇にベルが鳴る』、『羊たちの沈黙』、『悪魔のいけにえ』、『エイリアン』、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、『ヘレディタリー/継承』、『シャイニング』、『アス』、『ソウ』、『リング』、『仄暗い水の底から』、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』、『チャイルド・プレイ』、『ムカデ人間』など300作品以上。■本書に登場する用語やトピック
脅威/闘争・逃走反応/PTSD/ジャンプスケア/嫌悪感/ミラーニューロン/捕食・被食関係/不気味の谷/仮面/クモ恐怖/不協和音/周波数/叫び/恐怖記憶/認知発達理論/侵入思考/スポイラー/ホラー映画と犯罪の関係/脱感作/馴化/レーティング/妊娠ホラー/拷問/マンデラ効果/血や眼球にまつわる恐怖/ホラー好きは遺伝するか/刺激追求度/カタルシス説ほか
書籍『ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの』は、7月26日(金)に発売予定だ。
プレスリリース全文は以下のとおり。
恐怖を感じると、脳はこうなる 脳科学・心理学からホラー映画の魅力をひもとく『ホラー映画の科学』7/26(金)発売!
この度、株式会社フィルムアート社(本社:東京都渋谷区)は、脳科学・心理学からホラー映画の魅力をひもとく『ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの』を2024年7月26日(金)に全国書店、各ネット書店にて発売致します。
ホラー映画を見るとき、私たちの脳・心・身体で何が起こっているのか?
モンスター、暴力、トラウマ、音……さまざまな切り口から、脳科学や心理学で〈恐怖〉のしくみを解き明かす
もっと眠れなくなること必至の、ホラー映画×科学の世界!
私たちはなぜ、ホラー映画という〝悪夢の燃料〟を求めるのか?
私たちの脳や身体はホラー映画の何に恐怖を感じ、どのように反応するのか?
本書では、科学コミュニケーターとして活動する著者が多彩なホラー映画を例に、人が恐怖を感じ、脅威に対処するメカニズムを紹介。脳科学・心理学・神経科学・生物学の知見から、〈恐怖〉のさまざまな側面を明らかにしています。
登場する映画は、『サイコ』『エクソシスト』など古典的名作から、『ヘレディタリー/継
承』『アス』『クワイエット・プレイス』など現代のヒット作まで約300本。サイコ、SF、ス
ラッシャー、スプラッター、クリーチャー、オカルトなどのサブジャンルを縦横無尽に扱いながら、ホラー映画の歴史もおさらい。いかに映画における〈恐怖〉が作り出されてきたのか、
そして私たち観客はいかにそれを受け取るのかに迫ります。
各章には、ひとつの作品を掘り下げるコラムと、映画の製作者や研究者へのインタビューも収録。尽きることのないホラーの魅力を存分に楽しめること間違いなし!
[本書に登場する映画]
『スクリーム』『サイコ』『ハロウィン』『エルム街の悪夢』『13日の金曜日』『ジョーズ』
『エクソシスト』『サスペリア』『暗闇にベルが鳴る』『羊たちの沈黙』『悪魔のいけにえ』
『エイリアン』『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『ヘレディタリー/継承』『シャイニン
グ』『アス』『ソウ』『リング』『仄暗い水の底から』『IT/イット “それ”が見えたら、終わ
り。』『チャイルド・プレイ』『ムカデ人間』……など300作品以上!
[本書に登場する用語やトピック]
脅威/闘争・逃走反応/PTSD/ジャンプスケア/嫌悪感/ミラーニューロン/捕食・被食関係/不気味の谷/仮面/クモ恐怖/不協和音/周波数/叫び/恐怖記憶/認知発達理論/侵入思考/スポイラー/ホラー映画と犯罪の関係/脱感作/馴化/レーティング/妊娠ホラー/拷問/マンデラ効果/血や眼球にまつわる恐怖/ホラー好きは遺伝するか/刺激追求度/カタルシス説……ほか
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最高のホラー映画とは、階段を歩いたり明かりを消したりするのが不安になるような映画だ。
指のあいだから覗くようにスクリーンを見て、その晩は眠れなくなるような映画だ。
ホラー映画が人に与える影響を、私は細かく分析してみたい。恐怖を作り上げる人たちは、どう科学を活用して鑑賞者を怖がらせるのか。私たちの脳や身体はどう恐怖に向き合うのか。また、論理的に考えれば、スクリーンに映し出されるのは回避すべきシナリオであって、喜んで身を晒すべきものではないのに、私たちはなぜさらなる恐怖を求めて何度も映画館に足を運ぶのだろうか。(「はじめに」より)
【目次】
はじめに
第一章 恐怖を感じると、脳はこうなる
第二章 ホラー映画の歴史
第三章 モンスターの作り方
第四章 耳からの恐怖
第五章 恐怖が付きまとう理由
第六章 暴力的メディアと暴力行為
第七章 血、ゴア、ボディホラー
第八章 ホラーの変わらぬ魅力
あとがき/謝辞/訳者あとがき
参考文献/作品名索引
【プロフィール】
[著]
ニーナ・ネセス(Nina Nesseth)
カナダのオンタリオ州サドベリーを拠点とする科学コミュニケーター、ライター。『The
Science of Orphan Black(ドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』の科学)』(ECW Press、2017年)の共著者。おもにウェブ上でホラーと科学の接点を深く掘り下げた執筆活動を行う。本書が初の単著となる。
[訳]
五十嵐加奈子(いがらし・かなこ)
翻訳家。東京外国語大学卒業。主な訳書に、ローラ・カミング『消えたベラスケス』、エドワード・ウィルソン゠リー『コロンブスの図書館』(以上、柏書房)、デボラ・ブラム『毒薬の手帖』、リー・メラー『ビハインド・ザ・ホラー』、ニール・ブラッドベリー『毒殺の化学』
(以上、青土社)がある。
【本書概要】
『ホラー映画の科学 悪夢を焚きつけるもの』
ニーナ・ネセス=著、五十嵐加奈子=訳
装幀:戸塚泰雄(nu)、装画:南景太
発売日:2024年7月26日
四六判・並製/352頁/定価:2,500円+税(税込2,750円)
ISBN 978-4-8459-2304-5
発売・発行:株式会社フィルムアート社
商品ページ: https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2304-5/
amazonページ: https://www.amazon.co.jp/dp/4845923041