HypeTrain Digitalは、Sleepy Castle Studioが開発を進めている『さよならエバーアフター』のデモ版を、7月20日にSteam上で公開した。すでに200件を超えるレビューが付いており、「非常に好評」の評価となっている。
『ペーパーマリオ』にインスパイアされたというRPGで、かわいらしいアートスタイルや愛嬌のあるキャラクター、軽妙でユーモラスな会話、ジャジーでノリの良い音楽と、スピーディでアクション性のある戦闘などが特徴だ。
安価な労働力と未開拓の市場を求めてやってきた巨大資本「エバーアフター Inc.™」によって支配された絵本の世界を救うべく、その企業に勤めるフリをしながら出世街道を駆け上がり、内側から会社を蚕食していく、というのがざっくりの物語。不満を持った同僚たちと一緒に会社をぶっ叩くのだ。
戦闘はターン制だが、『ペーパーマリオ』と同じようにタイミングよくボタンを押すことで攻撃のガードをおこなったりというアクション要素も備えた、いわゆるQTEシステム。スピーディな戦闘はテンポよく楽しめるが、この点についてはやや難易度が高いというレビューの声もあるようだ。
今回のデモ版では物語の最初の1章分までがプレイ可能で、「エバーアフター Inc.™」と雇用契約を結び、森林を破壊して集合住宅を建てようとする「三匹の子ブタ」たちと対決することになる。つまり資本主義のブタってこと……?
なお、現在のところ正式リリースの予定や価格などは未定。ただし公式サイトによればPC版だけでなく主要コンソールに向けた開発も行っているとのことなので、家庭用ゲーム機で遊べる未来もあるのかもしれない。興味のある方はSteamのストアページや公式サイトをチェックしておくといいだろう。