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『ポケットモンスター赤・緑』を1人で2ソフト同時操作するRTAが超人すぎてもはやホラーの域と話題に。「RTA in Japan Summer 2024」で行われた、人体の限界に迫るマルチタスクに驚きを通り越して恐怖を抱く視聴者が続出

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東京都千代田区のnote placeにて8月9日から8月15日まで開催されているイベント「RTA in Japan Summer 2024」にて、1996年にゲームボーイ向けに発売された『ポケットモンスター 赤・緑』の2ソフト同時RTAが行われた。

走者はずのう氏の1名のみで、レギュレーションは「Multiple Pokemon Games – Catch ‘em all Gen 1 Glitchless」。バグやグリッチを使用せず、どちらか1ソフトの図鑑を完成させることを目的とした挑戦で、会場での記録は5時間30分14秒となった。

『ポケットモンスター 赤・緑』は、大人気シリーズ「ポケットモンスター」の初代に当たる作品。ゲームには150種類のポケモンが存在し、全てを捕まえてポケモン図鑑を完成させることがゲームの目的の1つだ。今回のRTAでは、『ポケットモンスター 緑』の図鑑を完成させることをゴールに挑戦を行った。

しかし、本作には「赤」か「緑」のどちらかのソフトにしかいないポケモンや、通信交換をしなければ手に入らないポケモンが存在する。そのため、タイムを縮めるためには両方のソフトを同時に進行する必要があるのだ。なお、走者のずのう氏によれば、レギュレーション的には2ソフト同時に操作しなければならないわけではなく、あくまで速いからそうしているのだという。

ずのう氏は片手操作用に用意した独自のコントローラーを両手で操作し、両足のペダルで進行のカギとなる乱数を確認。音声認識ソフトで捕まえたポケモンをチェックシートに登録し、両方のソフトの音声を同時に聞くことで目と耳からゲームの情報を確認しつつ攻略した。

これだけでも十分に超人めいたプレイであると言えるのだが、なんとずのう氏はこの環境における5時間以上のプレイのほとんどをチャートの確認なしで進行。さらには解説を行いつつコメントを読み上げて視聴者の質問に答えたり、右手と左手に対するセルフインタビューなどの小ネタを挟む余裕も見せつけた。

怒涛のマルチタスクを行うずのう氏の姿に、プレイを配信していたTwitchのコメント欄では「走者がすごすぎてもはやホラー」などと、超人すぎる走者の姿に感動を通り越して恐怖を感じる視聴者が続出した。

ほかにもSNS上では「脳が3つ以上ある」「走者の存在そのものがグリッチ」と驚く視聴者のリアクションや、走者のマルチタスクを腕が4本あるポケモンの「カイリキー」や「メタグロス」になぞらえたファンアートも投稿されている。

「RTA in Japan Summer 2024」は8月15日まで開催される。動画配信サイトのTwitchにてリアルタイム配信も行われているほか、既に行われたRTAのアーカイブは公式YouTubeチャンネルで見ることが可能だ。興味のある人は引き続きイベント情報をチェックしよう。

ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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