Devolver Digitalは8月16日、タロット占いADV『The Cosmic Wheel Sisterhood』が40%オフで購入できるセールをSteamにて開始した。通常2000円のところ、1200円で購入が可能となっている。
『The Cosmic Wheel Sisterhood』は、選択式進行のADVにタロット占いの要素を組み合わせた「デッキ構築ADV」と言えるゲームだ。プレイヤーはアルカナやシンボルを組み合わせてオリジナルのタロットカードを作り、作ったカードのデッキによって占いを行う。そして引いたカードの内容によって、選べる選択肢が変わっていくのだ。
本作は2023年にリリースされ、ストーリーに深く紐付いた独特のゲーム性と美しいドット絵のアートで話題となった。Steamでは3000以上のレビューで「非常に好評」のステータスを獲得しており、日本語のプレイヤーからも長文のレビューが数多く寄せられている。
主人公は小惑星に流刑となった魔女「フォルトゥーナ」。彼女は強い占いの力を持つ魔女であったが、コヴン(魔女集会)の破滅を予言し、追放されてしまう。200年の幽閉を経て孤独に耐えられなくなった彼女は現状を打破するために禁忌の存在と契約し、彼の提案に従って自らのタロットカードを作り出す。彼女のカードと占いは周囲の魔女たちだけでなく、宇宙全体の運命までも左右することになるという。
フォルトゥーナの占いの力は非常に強く、彼女が占いの結果として告げた内容は相手の未来に強く反映される。しかし重要なポイントとして、カードに書かれている内容が直接占いの結果になるわけではない。
現実のタロット占いと同じように、フォルトゥーナは引いたカードを「解釈」し、自分の思う未来を相手に告げる。三日月を「欠けゆく月」ととらえるか、「満ちゆく月」ととらえるかはプレイヤー次第なのだ。同じカードを引いたとしても、プレイヤーが選んだ「解釈」の選択肢によって相手の運命は変わっていく。
占いに使うカードは、背景とメインモチーフであるアルカナ、サブモチーフであるシンボルを組み合わせて作成する。背景の切り抜き位置やモチーフの配置はプレイヤーが自由にデザインすることができるため、自分だけのタロットデッキを作ることが可能だ。モチーフはそれぞれに意味を持ち、占い結果の選択肢に影響するため、組み合わせは良く考えて行わなければならない。
本作は「シスターフッド」をテーマにしたストーリーにも重きを置いており、ゲーム内には様々な背景を持つ個性的な魔女たちが登場する。目の前の悩みだけでなく、政治的なしがらみや利害関係によってフォルトゥーナの占いは思わぬ結果をもたらすこともあるかもしれない。
『The Cosmic Wheel Sisterhood』はSteamおよびNintendo Switch向けに配信中。Steamでは8月23日まで、40%オフの1200円で購入が可能となっている。