Steamで2100件を超えるレビューのうち98%から好評の「圧倒的に好評」評価を受けたビジュアルノベル『Until Then』が、近日中に日本語対応を行うと発表した。
物語を重視したタイトルで文量も多かっただけに、日本語話者としては非常に嬉しいニュースだ。当作は海外のレビューサイトなどでも、優れた物語性に対して高い評価が集まっている。
New languages coming soon to Until Then 🌐✨
— Until Then (@UntilThenGame) August 16, 2024
🇵🇭 Filipino localization, malapit na!
🇯🇵 日本語版近日公開!
🇨🇳 简体中文本地化即将推出!#untilthen #untilthengame pic.twitter.com/ygUaaCrj8y
『Until Then』は2024年の6月26日にリリースされたタイトルで、大災害からの復興が進むフィリピンの架空の都市を舞台に高校生活を送る主人公、マーク・ボルハと友人たちの物語を描いたものだ。
マークは高校に通い、ピアノの練習をし、宿題の提出締切に追われているごく普通の高校生で、SNSやメールなどを通して友人たちと交流したり情報交換したりというのもゲームの一要素となっている。
ジャンルとしてはビジュアルノベルに属してはいるものの、よりプレイヤーを物語世界に没入させるためにインタラクティブな操作が可能となっており、キャラクターを移動させながら様々なものを調べたり、SNSでメッセージのやり取りなどを行うこともできる。
プレイ画面は主人公とその他のキャラクターたち、そして3Dの背景を組み合わせて多層的に表現されており、ピクセルアートでありながら映画のような奥行のある構図がしばしばみられることが特徴的だ。しばしば挟まれるアニメーションもまた、物語の演出を大いに盛り上げている。
友人たちとの関係を深め、ときに壊しながら進んでいくごく普通の日常は、あるとき起こった運命的な出会いによって根底から覆される。人々が姿を消し、記憶がおぼろげになっていく世界で、隠された真実を求めて謎を解き明かしていく、というのが本作の流れだ。
愛や喪失、そして友情が本作の物語上のテーマとなっており、主人公マークの前には、作中でしばしば大きな問題が立ちはだかることになる。友人たちとの物語を通して、彼がどのように成長するのかはプレイヤー次第とのことだ。
Steamのストアページによれば、当作の日本語対応は今秋にリリース予定とのこと。気になっている方はウィッシュリストに入れて続報を待つといいだろう。なお、8月23日までは20%オフとなるセールも行っているため、今のうちに先んじて購入しておいてもいいかもしれない。