バンダイナムコホールディングスは9月24日、『ワニワニパニック』の開発者、およびバンダイナムコホールディングス、バンダイナムコエンターテインメントの元代表取締役社長として知られる石川祝男氏が9月9日に逝去したことを報じた。
享年は69歳。通夜および告別式は近親者にて既に行われており、遺族の強い意向により、供花、供物、香典、弔電、弔問などは固く辞退するとしている。また、日を改めて故人を偲ぶお別れの会を執り行う予定とのこと。
石川祝男氏は、1989年に発売され現在も愛されるロングセラー商品『ワニワニパニック』を企画し、開発したことで知られる人物だ。
「ワニワニパニック」の開発後は『アイドルマスター』のエグゼクティブ・プロデューサーとして活躍し、2006年4月にバンダイナムコゲームス(現バンダイナムコエンターテインメント)の代表取締役社長に就任、2009年4月にはバンダイナムコグループを統括するバンダイナムコホールディングスの代表取締役社長に就任した。
代表取締役社長となってからは2010年3月期に赤字を記録してしまったバンダイナムコグループの立て直しに尽力し、スピードあるグループへの改革を目指した「リスタートプラン」を推進し、現在もグループの中核である「IP軸戦略」を掲げ、その効果によりグループの業績が大きく回復したという実績を持ち合わせている。
その後は2015年6月にバンダイナムコホールディングスの代表取締役会長、2018年6月には顧問に就任した後、翌年2019年6月に退職している。