10月23日に行われたカプコンの「モンスターハンターワイルズ ショーケース」で、新モンスターとして沼噴竜「ププロポル」、赫猿獣「アジャラカン」が発表された。加えて彼らが出現するフィールド「油涌き谷」や、「火窯の里アズズ」という集落もお披露目となった。
新たなフィールド「油涌き谷(ゆわきだに)」は、油泥が堆積した土地で、沼地のように見える場面もあるが、時には炎が激しく燃え盛ることもあるようだ。
公開された映像の中では、元が泥のようなものに覆われたような場所で、自らも泥をまとって登場する「ププロポル」と、逆に一面が火の海になっている場面で襲い掛かってくる「アジャラカン」の姿が確認できた。いずれも油涌き谷の環境変化に適応したユニークな生態のモンスターがとなっているようだ。
ププロポルは油泥が深く堆積した場所を根城にするモンスターであり、舌先から毒性のガスを撒き散らし、尻尾の先端から地中にガスを注入して爆発させる。そのため別名「沼噴竜(しょうふんりゅう)」と呼ばれているとのこと。
一方のアジャラカンは背中を覆うように発達した甲殻が特徴的なモンスターだ。
油涌き谷における異常気象「火走り」の時期に活性化し、甲殻をこすり合わせて赤熱することから、別名「赫猿獣(かくえんじゅう)」と呼ばれているとのこと。
こうした過酷で独特な環境にある油涌き谷にあるのが「火窯の里 アズズ」だ。ここは大きな火窯を中心に広がっており、この地の人々は骨や鉱石の加工、精油の技術に長けているのだとか。
さらに、「火窯の里アズズ」で「黒い炎」と呼ばれて語り継がれている謎のモンスターも公開されている。映像では触手の先にある頭蓋骨のような器官を確認できたことから、SNSなどでは『モンスターハンター クロス』に登場した「オストガロア」ではないか、という憶測も広がっているようだ。
『モンスターハンターワイルズ』は10月29日12時から、PlayStation Plus加入者向けに、PS5版のオープンベータテストを開始予定。11月1日12時からはPlus未加入のPS5ユーザーに加えて、Xbox Series X|SとSteamユーザー向けにもオープンベータテストを実施予定となっている。