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書籍『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』が11月15日に発売決定。『ジョジョの奇妙な冒険』に登場した名悪役たちの魅力はどのように生み出されたのか、実際にイチから悪役を作る実践術も収録

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『ジョジョの奇妙な冒険』の著者である荒木飛呂彦氏の漫画術が書かれた書籍の新作『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』が11月15日(金)に発売されることが『ジョジョの奇妙な冒険』公式SNSにて告知された。

前作『荒木飛呂彦の漫画術』から10年が経った現在、「もうちょっと深い話も伝えておかなければならないのではないか」と考えた荒木氏の描き出す名悪役たちの魅力やリアリティがどのように生み出されたのか、漫画の王道を歩み続けるために必要なことなど、未だ語られなかった“企業秘密”が掘りさげられた内容となっているようだ。

本書は、第1章から第3章にわけて漫画の基本構造や、悪役・敵キャラについて解説し、番外編では悪役たちの身辺調査書などが紹介され、合計224ページ収録されている。

第1章は「漫画の基本四大構造」の復習から始まり、第2章で『ジョジョの奇妙な冒険』に登場した歴代悪役の作り方や、実際にイチから悪役を作る実践術なども掲載されている。

第3章は「漫画の王道を歩み続けるために」というテーマの項目で収録され、番外編では「The JOJOLands」の第1話のコマ割りについて解説。そのほか、シリーズで敵役として登場したディオ、吉良吉影(きらよしかげ)、ヴァレンタイン大統領の身上調査書が見られる。

※映像はアニメ版第3部「ジョジョの奇妙な冒険 スターダスト クルセイダース」のものです。

『ジョジョの奇妙な冒険』は、週刊誌「週刊少年ジャンプ」にて1986年から2004年まで、漫画雑誌「ウルトラジャンプ」では2005年から連載が継続されている漫画だ。記事執筆時点で、第1部から第9部までシリーズが続いている。

本著で語られる悪役たちは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場したキャラクターたちだ。一例として、殺人鬼「吉良吉影」が敵役として登場する第4部では、吉良自身が単体の主役として活躍する回もいくつか挟まれており、主人公側だけでなく敵役の魅力も発揮される作品群となっている。

※映像は「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R」のものです。

吉良吉影は、対象を爆破し消滅させる危険な能力を持ちながら、美しい手の女性の手首から先を収集せずにはいられない性質のシリアル・キラーである。しかしながら、本人は「欲求」を満たすこと以外には決して争いを好まない性格で、とっさにかりそめの家族を身を挺して庇うシーンなども見られた。

作中では、戦闘を強いられた際に「激しい喜びはいらない…そのかわり、深い絶望もない…植物の心のような人生を…そんな平穏な生活こそ、わたしの目標だったのに…。」と語っている。

この度、あらたに11月15日(金)に発売される『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』にて、シリーズに登場する悪役がいかに重要な役割を果たしているのかがわかるかもしれない。本著が気になった方は、ぜひご利用のサイトをチェックしてみてほしい。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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