『クラッシュ・オブ・クラン』や『ヘイ・デイ』などの人気モバイルゲームで知られるSupercellは日本時間11月5日(火)、音楽ゲーム『Beatstar』を開発・配信する英国のスタジオ・Space Apeを完全子会社化すると発表した。
本トピックについてはGamesIndustry.bizやVentureBeatなどの海外メディアが報じており、GamesIndustry.bizは「買収は2025年春ごろまでに完了する予定」と伝えている。
VentureBeatの報道によると、今回の買収はSupercellのロンドンオフィス新設にあわせた発表で、新設されるチームは最新作『スクワッドバスターズ』を含む新規・既存の運営型ゲームに取り組むという。
買収の背景としてSupercellは2017年、Space Apeが保有する株式の62%を9000万ドル(当時)で取得し、長期的なパートナーシップの契約を締結していた。
また、Supercellは2022年7月にも3700万ドル(当時)規模の増資を実施しており、取得株式の割合が75%となっていたこともVentureBeatの報道で伝えられている。
Supercellの最高経営責任者(CEO)を務めるイルッカ・パーナネン氏は発表について「最高のチームが最高のゲームを作ると信じている。Space Apeと力を合わせることで、ロンドンの非常に才能豊かなゲームエコシステムのなかで自分たちの居場所を見いだせることを本当にうれしく思っている」とコメントしている。
あわせて、Space ApeのCEOであるJohn Earner氏も「私たちは長年Supercellと緊密に協力してきたが、今回の動きはそのパートナーシップの次の段階だ。」と言及。過去12年間にわたるSpace Apeの業界への貢献を称えつつ、今後については「Supercellチームの一員として私たちの進化の次のステップを楽しみにしている」と伝えたようだ。