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任天堂が経営方針説明会の「質疑応答」を公開。「Nintendo Switchの後継機」や「Nintendo Music」の狙い、宮本茂氏が「新入社員向けの講義」についての質問が飛び出す

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任天堂は、2025年3月期「第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)」の「質疑応答」(要旨)を公開した。

今回、公開された「質疑応答」(要旨)は、「第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)」で代表取締役社長の古川俊太郎氏のプレゼンテーションに続く、株主・投資家向けの「質疑応答」を記録したもの。

「第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)」では、代表取締役社長の古川俊太郎氏がプレゼンテーションにて、Nintendo Switchの後継機種では、Nintendo Switch向けソフトが遊べることが発表されている。

質疑応答では「後継機種の発売後すぐに新しいハードウェアを購入する動機が弱くなるのではないか。今後お客様にNintendo Switchの後継機種独自の魅力をどのように伝えていくのか伺いたい」という質問が飛び出している。

それに対して古川氏は、「ハード・ソフト一体型の娯楽を提供する会社として、さまざまな方法でその魅力をお伝えしていきたいと考えています」と答えている。

このほかアプリ『Nintendo Music』について、「ゲームで遊んでいただいた記憶を『Nintendo Music』を通じて思い出していただければ、再びゲームを手に取っていただくきっかけにもなる」と古川氏が発言している。

また宮本茂氏が毎年やっている「新入社員向けの講義」の中身について質問もあり、宮本茂氏がその概要を説明している。

その講義は三部構成に分かれており、第一部は花札から始まり、玩具を経て現在のエンターテインメントの会社に繋がる任天堂の歴史、第二部では、任天堂がゲームづくりにおいて何を大事にして、何を強みにしているのか、第三部ではゲームデザインとは何なのかという話をしているという。

インターフェースの進化、宮本茂氏が考えるゲームデザイン論など、講義は毎年2時間程度に及ぶものとなっており、受講者からは「自分が思っていたゲームデザインとは違う」、「ものづくりの考え方に対して共感した」といった感想をもらっているという。具体的な内容が気になるところだ。

さらなる「質疑応答」の詳細は、任天堂のホームページを参照してみて欲しい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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