電子書籍サイト「マンガ図書館Z」は、11月26日(火)12時に同サイトを停止すると発表した。
同サイトは近年、決済サービスの面で対応に苦しむことが増えてきていたという。運営の株式会社Jコミックテラスは他社ストアに作品を提供する「卸事業」も手掛けており、今後は卸事業に注力し継続することで作家への還元を図っていく。また、非営利団体への移行やクラウドファンディングなども検討し、サイト再始動の道も探っていくとのこと。
「マンガ図書館Z」は、既に絶版となったマンガを中心に、電子化もされていないようなレアな作品群を無料で再び読めるようにし、その作者に広告収益を還元し続けた電子書籍サイト。同サイトは、前身の「Jコミ」も含めると14年近く運営されてきた。
今回、公式サイトの「マンガ図書館Zのサイト停止に関するお知らせ」にて、電子書籍のインターネット配信サービスを停止する決断をしたと発表がされた。
同サイトは10月、加盟店契約していた決済代行会社から契約解除の通達があり、決済サービスの契約を10月末ですべて解約せざるを得なくなったことを公式サイトにて告知していた。
その後、株式会社Jコミックテラス内でサイト運営の立て直しへ協議がされていたが、作家への還元ができなくなるようなサイト運用を続けることは、結果的に作家、ユーザーからの信頼も裏切ることになると判断し、サイトの停止を決断した。
同サイトは近年、決済サービスの面で対応に苦しむことが増えてきていたという。運営の株式会社Jコミックテラスは他社ストアに作品を提供する「卸事業」も手掛けており、今後は卸事業に注力し継続することで作家への還元を図っていく。また、非営利団体への移行やクラウドファンディングなども検討し、サイト再始動の道も探っていくとのこと。
公式サイトでは最後に「作家様、ユーザーの皆様、そして支援及びご協力頂いた皆様、14年間本当にありがとうございました。」と感謝を述べている。