集英社は11月18日（月）、同社が発行する『週刊少年ジャンプ』について、連載・読切の掲載時における最低原稿料を11月掲載分から増額すると発表した。
増額後の原稿料は、新人作家の初掲載を例とした場合でモノクロが1ページ税込2万900円から、カラーは1ページ3万1350円からとなっている。
【ご報告】
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) November 18, 2024
『#週刊少年ジャンプ 』本誌で連載・読切掲載する場合の最低原稿料を24年11月掲載分より改訂しましたので、ご報告させていただきます。
読者の皆様からいただいた雑誌(紙版・電子版)の売上利益を基に、弊誌作家さんのより良い執筆環境作りへ今後も改訂を重ねてまいります。 pic.twitter.com/k2krA7V52w
集英社は、2023年11月下旬から12月上旬に開かれた「他誌連載経験作家向け 説明・相談会」の告知にあわせて原稿料を公開していた。
当時の原稿料は今回の改定後と同じ査定基準で、モノクロが1ページ税込1万8700円から、カラーは1ページ税込2万8050円から。今回モノクロは1ページ2200円の増額で2万円を超えたほか、カラーも1ページ3300円の増額で3万円を超える改定となっている。
<読切>
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) November 1, 2023
定期的に実施する読切掲載会議で掲載が決まります
<連載>
例年5回ある連載会議で連載が決まります
3話分のネームを会議に提出します
原稿料は週刊少年ジャンプ掲載の場合、読切・連載ともに
モノクロ1p → 18,700円(税込)以上
カラー1p → 28,050円(税込)以上https://t.co/III1LCR5G2 pic.twitter.com/6w76VSFO2a
今回の告知でも記載されているとおり、他誌における原稿料が提示額以上の場合や、原作・作画で担当者が分かれる場合は編集部と相談のうえ決定・配分されるようだ。
また、連載開始時に契約金を含めて提案される「1年間の専属契約」は任意で選択できるものであり、必ずしも結ばないといけないものではない点も強調されている。
上記のほか、今回の告知では、年4回発行される増刊号「少年ジャンプGIGA」の原稿料も公開されている。こちらは新人作家の読切作品を対象としたもので、原稿料はモノクロが1ページ税込1万3200円から、カラーは1ページ税込1万9800円から。
別途、半年ごとの更新・審査を含む任意の制作サポート制度「研究生専属契約」制度も用意されており、契約時には半年間で30万円の契約金が支払われるという。
今回の告知に際して、集英社は「読者の皆様からいただいた雑誌(紙版・電子版)の売上利益を基に、弊誌作家さんのより良い執筆環境作りへ今後も改訂を重ねてまいります。」とコメントしている。
