イーロン・マスク氏は日本時間の11月28日(木)、自身の公式Xアカウントで「AIゲームスタジオを立ち上げる」と表明した。
イーロン・マスク氏はTesla社の共同創業者兼CEOであり、その他にもSpaceX、Neuralink、The Boring Companyを共同設立し、事業を牽引してきた人物だ。今回、マスク氏は仮想通貨「Dogecoin」の開発者であるShibetoshi Nakamoto(ビリー・マーカス)氏の投稿を引用する形で発言している。
Too many game studios that are owned by massive corporations. @xAI is going to start an AI game studio to make games great again! https://t.co/UR4nFODyfd
— Elon Musk (@elonmusk) November 27, 2024
まず、Shibetoshi Nakamoto氏は「ゲーム開発者とゲームジャーナリズムは思想的に捕らわれてしまっている」と主張。並べて「ゲーマーは常に貪欲な企業などに対抗してきた」と語っている。
マスク氏は、この発言に反応する形で「ゲームスタジオが大企業に所有されすぎている」と自身の見解を表明。そして「ゲームを再び素晴らしいものにするため、AIゲームスタジオを立ち上げる」と宣言した次第だ。
この投稿では、“AIゲームスタジオ”の立ち上げにマスク氏が設立した人工知能の開発企業「xAI」を活用するとされている。xAIはSNS「X」(旧Twitter)上でAIチャットボット「Grok」を提供するなどの動きを見せてきた企業である。
一方、記事執筆時点で“AIゲームスタジオ”の設立に関する詳細について、明確な日程などは発信されていない。ゲームスタジオでAIをどう活用するのか、などといった具体的な発言もなく、今後の動向に注目していきたいところだ。