『ゲゲゲの鬼太郎』などを代表作に持つ水木しげる氏の手がける漫画『総員玉砕せよ! 新装完全版』Kindle版のポイント還元率がほぼ50%になるキャンペーンを実施中だ。
本著は、太平洋戦争に従軍した水木しげる氏が、実体験を元に描いた戦記漫画である。太平洋戦争末期の南方戦線ニューブリテン島バイエンを舞台に、米軍の猛攻で圧倒的劣勢を強いられる日本軍将校は、玉砕を覚悟する。
『総員玉砕せよ! 新装完全版』は、1995年6月に講談社文庫で刊行されたものに登場人物表や一部の構想ノート、新解説などが加えられて刊行した書籍だ。
冒頭では、「お国のため」とは言いながら軍隊に徴兵され、早朝から上等兵にいじめられながら日々を送る様子や、乾パンをかじる暇もなく消灯ラッパが鳴り響き、わらぶとんで寝る生活が描かれている。
なお、20ページにわたる構想ノートは巻末に収録されており、足立倫行氏の解説も見られるようになっている。
水木しげる氏は、1922年に鳥取に生まれて太平洋戦争の激戦地であるラバウルに出征し、爆撃を受けて左腕を失った。復員後は紙芝居作家となり、漫画家に転向した。
代表作には前述した『ゲゲゲの鬼太郎』や『河童の三平』、『悪魔くん』などが挙げられる。その後も数々の名作を世に送り出し、2010年に文化功労者顕彰、2015年11月に逝去された。
『総員玉砕せよ! 新装完全版』Kindle版のポイント還元率がほぼ50%になるキャンペーンを実施中だ。本著が気になった方は、講談社の公式サイトより各取り扱いサイトも閲覧できるので、ぜひご利用のサイトをチェックしてみてほしい。