1月29日(水)、ゲーム内の表現・事象をさまざまな分野の専門家に語ってもらう「ゲームさんぽ/よそ見」チャンネルにて、備前焼の作家によるろくろパフォーマンスの実演と作品解説を見ていく新動画が公開された。
2024年12月開催のリアルイベントをまとめた本シリーズは、「第53回 日本伝統工芸展」の“日本工芸会会長賞”を筆頭に、数々の賞を受賞している陶芸作家の宮尾昌宏氏と、岡山県立美術館で学芸課長を務める福冨幸氏が出演するもの。
イベント第1部をまとめた1月24日(金)公開の映像では、シミュレーションゲーム『陶芸マスター』を用いた「ゲームさんぽ」の公開収録が行われていた。
今回の映像ではぐい吞みや皿、大きな壺などの作品を次々と成形していく宮尾氏のろくろパフォーマンスが披露されるほか、突然のフリを受けて案内人のマスダさんもろくろ回しを初体験。ゲームとはまったく異なる体験に苦戦しつつ、宮尾氏のヘルプも受けて水差しのようなものを作り上げている。
また、映像の後半では実際に展示されている宮尾氏の作品「備前堆文花器」について、宮尾氏みずから解説。実際の作品を交えながら、“人間国宝”(重要無形文化財保持者)である伊勢崎淳氏の作品「黒長方皿」につけられた模様の“無作為の作為”や、焼き方によって表情を変える備前焼の魅力を紹介している。