安田淳一監督による映画『侍タイムスリッパー』が、3月21日からAmazonプライムビデオで配信されることが決定した。同作が見放題のサブスク配信に追加されるのは今回が初めて。
たった1館のみの上映から始まり、口コミで全国375館へと広がる大旋風を巻き起こした2024年最も熱かったサムライ映画。時代劇を愛する人もそうでない人も、誰もが泣いて笑って楽しめる快作だ。
『侍タイムスリッパー』
— Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP) February 20, 2025
ついにプライムビデオで見放題《最速》配信決定!
⚡幕末の侍が時代劇撮影所に
タイムスリップして「斬られ役」に⁉
口コミで1館→全国375館拡大公開達成‼
大旋風を巻き起こしたチャンバラ活劇⚔
┊3月21日(金) 見放題最速配信開始┊ pic.twitter.com/dlXTMhw8Em
『侍タイムスリッパー』はそのタイトル通り、幕末を生きる会津藩の侍・高坂新左衛門が現代へとタイムスリップしてしまうという物語を描いたコメディ映画。突然の出来事に混乱する高坂だが、そこでなんと時代劇の「斬られ役」として活躍するようになる。
あらすじ部分だけでも「どういうことだよ」という気持ちで楽しめそうな作品であり、実際大いに笑って楽しめる映画であることは間違いないのだが、単なるコメディというわけでもない。侍としての誇りや生き様、手に汗を握る白熱の殺陣など、時代劇としての熱さふんだんに詰まっている。
時代劇の「斬られ役」にフォーカスしていることもあって、殺陣には特に力が入っており、終盤の展開は息をするのも忘れるほどのもの。作品を貫くテーマも非常に真摯なもので、時代劇を愛する人にはぜひ鑑賞して欲しい作品だ。もちろん、時代劇などまったく見たことがないという人でも全く問題なく、泣いて笑って楽しめるはずだ。
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また本作は時代劇要素を多分に含む作品ながら、非常に低予算の自主制作映画として撮影されており、助監督役を務めた俳優・沙倉ゆうのさんが本当に映画の助監督(+制作や小道具など)も務めていたり、安田監督自身も米作り農家の傍らで本作に取り組んでいたりといった苦労エピソードも多い。
映画公式サイトには「映画がヒットしなければ米作りが続けられない」という崖っぷちの心境を語った監督のコメントもある。なお同作のヒット後には「監督のお米」(ヒノヒカリ100%)が抽選で当たるという、全国公開されている映画とは思えないキャンペーンなども展開されていた。
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— 映画配給 ギャガ株式会社 (@gagamovie) January 31, 2025
『#侍タイムスリッパー』
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また同作で高坂新左衛門役を熱演した山口馬木也さんは、2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演も決定。柴田勝家役を務めることが発表されているなど、今後の活躍にも大きく期待できそうだ。
本作のAmazonのプライムでの配信は3月21日からの予定となっている。