カプコンは6月4日、『モンスターハンターワイルズ』における不正行為への対応について、新たな対応や強化策などを発表した。
発表された内容は、主に「討伐タイムを競うクエスト」「不正改造クエスト」「配信前コンテンツの不正利用」の3点に関するもの。

まず、闘技大会など討伐タイムを競うイベントクエストでは、夏に予定しているタイトルアップデート第2弾より「ランクA賞」を新設。これに伴いランクS賞の基準も見直され、「参加賞・ランクA賞・ランクS賞」の3段階となり、より多くのプレイヤーが報酬を目指して挑戦しやすくなる。
あわせて、不正対策も強化。明らかに不正なクリアタイムはランキングに登録されず、該当するユーザーには自動で利用制限措置が講じられる。利用制限を受けた場合、それ以降のクリアタイムは各種ランキングに登録されず、イベント報酬も受け取れなくなるという。

また、上位環境の「調査クエスト」「現地調査クエスト」で確認されている、ゲームデータを不正に改造する行為に対しても、タイトルアップデート第2弾にて対策機能が拡充される。
具体的には、不正なクエストを自動で検知するフィルタリング機能が強化され、クエストカウンターで不正なクエストが表示されないようになる。万が一、不正なクエストを受注しようとした場合でも、エラーメッセージが表示されクエストを開始できない仕組みになるという。
さらに、配信前の装備などを不正に取得・利用する行為についても、禁止事項に該当するとして厳しい対応を発表。タイトルアップデート第1弾以降に明らかな不正が確認できたアカウントに対し、本日6月4日より順次アカウント停止措置を開始したことを明らかにした。この対応は今後も継続していくとのこと。
なお、アカウント停止の判断は、プレイデータや履歴等をもとにしたカプコンの独自調査によって行われ、この措置に関する個別の問い合わせには回答しないとしている。
カプコンは一連の発表の中で、「本ゲームを安全にお楽しみいただくためにも、不正行為は行なわないようお願い申し上げます」とプレイヤーに向けて呼びかけ。また、ゲーム内で迷惑行為や明らかな不正を確認した場合は、相手のプロフィール画面から通報機能を利用してほしいと案内している。
【不正行為への対応:配信前コンテンツの不正利用】
— 【公式】モンスターハンターワイルズ (@MH_Wilds) June 4, 2025
配信前のコンテンツ(装備等)を不正に取得・利用する行為についても禁止事項に該当するため、タイトルアップデート第1弾配信以降に明らかな不正が確認できたアカウントについて本日より、順次アカウント停止を行なっております。… pic.twitter.com/IVzKdaIZgI