YouTubeチャンネル「ぼくわたチャンネル」が5月16日に投稿した動画をキッカケに現在、「右肩の蝶ダンス」がSNS上で流行している。本ダンスはのりP氏が手掛けたボカロ曲「右肩の蝶」をBGMに、特定の振り付けのダンスを踊るというもの。その、単純かつ意外過ぎる振付が話題となっている。
「右肩の蝶」は2009年にのりP氏によって投稿されたボカロ曲だ。本楽曲はもともと鏡音リンオリジナル曲としてリリースされており、のちにゲーム『ProjectDIVA』シリーズでレンバージョンが収録。これらは、楽曲が後半に進むにつれ、歌詞が異なる特徴を持つ。
「ぼくわたチャンネル」はYouTubeにて記事執筆時点でチャンネル登録者数・83万人を誇るアニメ系YouTuberだ。通常動画では原作者・なたろう氏によるアニメコントを始め、ショート漫画、ダンス動画など多彩なジャンルの動画が投稿されている。
今回流行している「右肩の蝶ダンス」は同チャンネルにて5月16日にYouTube Shortsで投稿された「【踊って】絶対に流行らせたい#右肩の蝶ダンス」の動画内で踊られたものだ。
動画は部屋の隅で横揺れしながら、「右肩の蝶」サビの「右肩に紫蝶々~♪」で左肩に手をあて蝶々を作り、「キスをした~♪」で両手でキスポーズ作るシンプルな振り付けとなっており、そのシュールすぎるダンスが話題となった。
記事執筆時点ではTikTokrを中心にさまざまなユーザーが踊っており、アニメーションでも再現可能なシンプルな振り付けにより、VTuberによるパロディ動画も多く挙げられている。
●「右肩の蝶ダンス」を踊っているVTuberたち
なお、本ダンスの原作者である、なたろう氏の個人Xアカウントでは裏話も投稿しており、「右肩の蝶ダンス」はもともと「炉心融解ダンス」を先に作る予定だったことを語った。しかし、歌詞にある「君の首を〇める夢を見た」が思い浮かばず、ボツになってしまったとのことだ。
~右肩の蝶ダンス裏話~
— なたろう (@nataro7102) June 8, 2025
炉心融解ダンスを先に作る予定でした
「ぼくわたチャンネル」では、ほかにも「粛清!!ロリ神レクイエム☆」や「愛♡スクリ~ム!」などの、オリジナルダンス動画も投稿されている。これらの動画でも、一度見ただけで癖になるアニメーションは健在だ。