一迅社は、峰倉かずや氏によるマンガ『最遊記』シリーズについて、各作品をすべて通常価格の半額で購入できるKindle版セールを開催している。
本セールは、Amazon公式による「【最大80%OFF】Kindle本(電子書籍)プライムデーセール」の一環として実施中だ。
『最遊記』は、同人誌を経てエニックス(現・スクウェア・エニックス)の雑誌「月刊Gファンタジー」で連載された峰倉氏の代表作。のちに一賽舎(現・一迅社)の雑誌へ移籍し、続編である『最遊記RELOAD』や『最遊記RELOAD BLAST』、外伝に相当する『最遊記外伝』、『最遊記異聞』も展開された。
本作は中国の伝奇小説『西遊記』をもとにしつつも、はるか西の地「天竺」を目指す「三蔵法師」ら一行をはじめとした美形の男性キャラクターや、ペットの「白竜」が化けた四駆車“ジープ”に乗って旅を繰り広げる展開など、現代のモチーフを織り交ぜた要素が主な特徴となっている。

2021年1月時点の発表によると、本シリーズの発行部数は全世界で累計2500万部を超えており、過去にはOVAやテレビアニメ、舞台・ミュージカルなどのメディア展開も行われた。
一方、峰倉氏は2010年に「エナメル上皮腫」の診断を受け、手術や合併症の影響で上顎骨の骨を失ったほか、2021年には「脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症」をはじめとする体調不良のため休養に入っていたことをSNS上で明かしている。
【2】ガチめに腰を痛めて(脊柱管狭窄症)から休養を余儀なくされていたのですが、その後も連鎖的にあちこち故障し、更には今になって上顎骨欠損の合併症まで出てきて、しかし毎度毎度「ここが壊れました、今度はこっちが不調です」と、皆様に言い訳紛いのご報告をするのも流石にどうなのよ…?と、
— 峰倉かずや (@kaz_minekura) April 16, 2021
現時点では、体調面を考慮しながら最終章『最遊記RELOAD BLAST』の連載を不定期で続けており、2024年9月発売の「月刊コミックZERO-SUM 11月号」では約5年ぶりの最新話が掲載されていたようだ。
