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ゲオが社名を変更へ。2026年1月で「株式会社セカンドリテイリング」に。「一度役目を終えたモノが、再び愛される場や仕組みを作りたい」として、今後は“リユース”を最重要事業と位置付け、その割合をさらに増加させる方針を示す

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7月25日、株式会社ゲオホールディングスは社名を「株式会社セカンドリテイリング」に変更することを発表した。社名変更は2026年6月26日に開催予定の株主総会における、定款の一部変更の承認を条件としており、2026年10月1日に変更される予定だ。

社名を変更する目的としては、時代の推移とともにリユースをビジネスの中核とする方向へ舵を切り、世に出てきた価値あるものを循環させ、再分配することで人々の暮らしの豊かさを追求していくビジネスを進める方針があるためのようだ。

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株式会社ゲオホールディングス(以下、ゲオ)は、“中古”の英語である「Second-hand」をもとに、今後はリユースにおけるグローバルでのトップランナーを目指す決意をこめて、社名を「株式会社セカンドリテイリング」に変更することを決定した運びだ。

プレスリリースによると、ゲオは今後の事業戦略として2035年度にグループ連結売上高1兆円、グループ全体で5000店舗の展開を目指していることを提示。今後はリユースを最重要事業と位置付けており、その割合をさらに増加させていく計画を示した。

とくに、海外におけるセカンドストリートの展開については、2035年度までに1000店舗を出店することを目標として、デジタルコンテンツ・オフプライスストア・レンタルなど、セカンダリー(secondary)の流通領域の事業拡大も同時に図る方針だ。以下は、ゲオのステートメントである。

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なお、7月30日、ゲオは2025年8月1日から8月31日までに出店する店舗の情報を発表。新たに、「セカンドストリート」13店舗、「ゲオモバイル」3店舗、「カプセル楽局」2店舗の合計18店舗が2025年8月度にオープンすることを告知している。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています。


セカンドストリートやゲオを運営する株式会社ゲオホールディングス2026年10月1日、「株式会社セカンドリテイリング」に社名変更

創業40周年を機に、リユースにおけるグローバルでのトップランナーを目指す

株式会社ゲオホールディングス(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長執行役員:遠藤結蔵)は、2026年10月1日に社名を「株式会社セカンドリテイリング」に変更します。なお、社名変更は、2026年6月26日に開催予定の株主総会における、定款の一部変更の承認を条件としています。

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1. 新社名(商号)
株式会社セカンドリテイリング(英字表記:2nd RETAILING Co., Ltd.)

2. 変更予定日 
2026年10月1日

■社名変更の目的
 当社は1986年、創業者である遠藤結城が愛知県豊田市にビデオレンタル店を開業したところから始まります。創業当時、レンタルビデオは1本1日1,000円が業界の常識でした。それを私たちは、いかにして多くの人が気軽に楽しめるものとするかに挑戦し、全国に展開してきました。

 時代の移り変わりとともに、当社はリユースをビジネスの中核とする方向へ舵を切りました。リユースやオフプライスストアもまた、世に出てきた価値あるものを、循環させ、再分配することで、人々の暮らしの豊かさを追求していくビジネスです。

 英語では中古のことを「second-hand」といいます。これからリユースにおけるグローバルでのトップランナーを目指す決意を込め、創業40周年の節目を迎える2026年に、社名を「株式会社セカンドリテイリング」に変更することを決定しました。

 現状と今後の展望を踏まえ、当社が推進する事業の方向性と合致した社名に変更することで、一層の企業価値向上に努めていきます。

■今後の事業戦略
 当社グループは、2035年度にグループ連結売上高1兆円、グループ全体で5,000店舗を目指しています。その中で、リユースを最重要事業と位置付け、その占める割合をさらに増加させていく計画です。具体的には、国内外におけるセカンドストリートの出店拡大、ゲオにおけるリユース比率増加(モバイル・情報家電・ゲームなど)の戦略を軸に、グループ会社である株式会社おお蔵ホールディングスや株式会社rockなどにおけるリユース品種の拡大など、取り組みを深化させていきます。

 特に、海外におけるセカンドストリートの展開については、2035年度までに1,000店舗を出店することを目標としており、リユースにおけるグローバルでのトップランナーを目指します。

 そのほかでも、純粋な一次流通だけではなく、デジタルコンテンツ・オフプライスストア・レンタルなど、セカンダリー(secondary)な流通領域の事業拡大を図っていきます。

 これからも当社グループは、事業を通じて、多くのお客さまに豊かで楽しい日常の暮らしを提供していきたいと考えています。

■ロゴデザインに込めた想い
 ロゴを制定する上で大切にしたのは、グローバルに通用する普遍性と、ゲオから継承するマインドです。シンプルかつ堂々とした佇まいで、持株会社にふさわしい安定感を担保。なおかつ、今後加速するグローバル展開を見据えて、どの文化圏にもフラットに受け入れられるデザインを目指しました。カラーは、多岐にわたるどの事業にも偏重しないブラックを選定。「E」のジグザグは、ゲオのロゴから継承したもので、創業時から続く挑戦する姿勢や遊び心を表現しました。

 また、ロゴに加え、タグライン「モノを よろこびを 循環させる」も制定。事業を通じて、価値ある「モノ」と、それを用いる人々の「よろこび」を「循環」させていくことこそが、私たちの存在意義であるという想いを込めました。

■ステートメント

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ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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