NHK出版は、2025年10月期の「100分de名著」にて、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』が登場すると発表した。
またテキスト版は9月25日ごろに発売する。講師は上智大学教授の小川公代氏が担当する。
2025年10月期の #100分de名著 は、上智大学教授の小川公代 @ogawa_kimiyo さんを講師に迎えて、ブラム・ストーカー『ドラキュラ』を取り上げます。テキストは鋭意準備中で、2025年9月25日ごろに発売予定。乞うご期待!
— 100min_meicho (@100min_Meicho) August 1, 2025
「100分de名著」は、一度は読みたいと思いながらもなかなか手に取ることが出来なかったり、途中で挫折してしまったりした古今東西の名著の魅力を25分×4回=100分で紹介していくNHKの番組。またテレビ番組のほかテキスト版を書籍でも発売している。
今回は10月期にブラム・ストーカーの『ドラキュラ』が取り上げられることが判明した。
『ドラキュラ』、または『吸血鬼ドラキュラ』は1897年に出版されたゴシックホラー小説の古典。
イギリスの弁護士ジョナサン・ハーカーは、ヨーロッパの辺境トランシルヴァニアに住むドラキュラ伯爵に赴く。実は伯爵の正体は吸血鬼であり、その災いは海を超えてロンドンにまで及ぶことになる。老学者ヴァン・ヘルシングは、吸血鬼の脅威をいち早く見抜くことになるが……。

本作は吸血鬼小説の代表作として知られており、吸血鬼のイメージを広めポップカルチャーにも絶大な影響を及ぼした作品として知られている。
ベラ・ルゴシ氏がドラキュラを演じた1931年の『魔人ドラキュラ』や、クリストファー・リー氏が演じた1958年の『吸血鬼ドラキュラ』など、映画化も大成功を収めている。
今回は『ケアの倫理とエンパワメント』や『ゴシックと身体 想像力と解放の英文学』で知られる上智大学教授の小川公代氏が、本作の指南役を務める。
【情報解禁】この10月、100分de名著にブラム・ストーカー『ドラキュラ』が登場します📚 善なる人間が悪である怪物を退治する物語と思われがちですが、実はそんな二元論に抗う作品。社会からこぼれ落ち、怪物化されるマイノリティの声を掬い取り、排外主義に抵抗する書として読み解きます。お楽しみに! https://t.co/swK7mJUE84 pic.twitter.com/fL8VMAp8yo
— 小川公代 (@ogawa_kimiyo) August 1, 2025
ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』を取り上げる「100分de名著」は、2025年10月期に放送予定。またテキスト版は9月25日ごろに発売予定だ。