アメリカで格闘ゲームの祭典「EVO 2025」が終幕し熱冷めやらぬなか、オーストラリア・ノーザンテリトリー州最大のレース「グレートノーザン・ダーウィンカップ」で競走馬“ハドウケン(波動拳)”が連覇を果たし、現地の競馬ファンから注目を集めている。
オーストラリアで競馬中継や業界ニュースを提供しているテレビ会社・Sky Racingが映像やSNS投稿でレースの一部始終を伝えている。
オーストラリア競馬のデータベースサイト「Racenet」によると、競走馬「ハドウケン」は、日本を代表する競走馬・ディープインパクトの産駒にあたる“リアルインパクト”を父とする7歳のせん馬だ。
「ハドウケン」は元騎手のピーター・ロブル調教師による育成で今回のレースを含めて10勝を経験しており、勝利レースのなかには2024年の「グレートノーザン・ダーウィンカップ」も含まれていた。
ダーウィン競馬場のニューストピックによると、「ハドウケン」は優勝候補として注目を集めており、はじめの直線は3番手からスタート。最終コーナーで先頭に躍り出たあとは同じく先頭集団にいた「プリンス・ジョフラ」や、差し馬として順位を上げてきた「モトレース」の追走から逃げきる形で連覇を修めた。
レースの結果を受けて、SNS上では名前の元になった『ストリートファイター』シリーズを知る競馬ファンたちが「リュウ」のGIF画像を引用して勝利を祝っているようだ。
現地ホテルの情報によると、「グレートノーザン・ダーウィンカップ」には例年4万人を超える競馬ファンが集結するという。