海外マクドナルド公式は8月5日、新商品「マクドナルドランド・シェイク」を8月12日に発売すると発表した。なんと予告には、同社のマスコットキャラクター「ドナルド・マクドナルド(Ronald McDonald)」が登場している。
公式Xアカウントにて投稿されているポストでは、「待ち望んだ再会」とコメント。長らく姿を見せていなかったドナルドの“復活”にSNS上ではファンが喜びの声を上げている。
the reunion I’ve been waiting for…
— McDonald's (@McDonalds) August 5, 2025
take a trip to get the mcdonaldland meal 8.12 pic.twitter.com/sNtSd2j54S
本商品の展開に際して、米マクドナルドのシニアマーケティングディレクターであるGuillaume Huin氏も、8月6日に自身のXアカウントにて「マクドナルドランドとロナルドが帰ってきた」とコメント。マクドナルドランドでドナルドを含むマクドナルドファミリーたちが出演する30秒ほどのCMを投稿した。
公開されているCMでは、飛行機が飛び機関車が走る楽しげなマクドナルドランドに、バーディーやハンバーグラー、グリマスやフライキッズたちファミリーメンバーが集結。そして風船を背中につけたドナルドが空からギターを演奏しながら降臨するという派手な映像となっている。
マクドナルドランドをイメージした本商品では、新しいシェイクをはじめとするセットが登場するほか、ファミリーがデザインされた缶ケースも付属する。
The McDonaldland Meal gave us a chance to recreate the entire McDonaldland universe in real life in a new commercial. The music was reinvented by @ToroyMoi and it is the most enchanting and sweet summer song in my unbiased opinion. pic.twitter.com/iUgQBMbBqC
— Guillaume Huin (@HuinGuillaume) August 5, 2025
ドナルド・マクドナルドは、1963年に登場して以来マクドナルドを象徴する存在として活動を広げ、今や世界中で認知されるキャラクターのひとりだ。赤と黄色のジャンプスーツと陽気な振る舞いは長年にわたって広告やイベントで定番となっていた。
日本でも2004年から2007年ごろにかけて「ドナルドのウワサ」というテレビCMシリーズが放送。ドナルドに関する疑問をドナルド自身が映像と共に答えるという内容だ。なお、日本では本シリーズが最後のテレビCM出演となっており、以降日本では彼の姿を見る機会が激減している。
さらに、2010年には米市民団体による「反ドナルド運動」、2016年にはアメリカやカナダ、イギリスなどで森や学校などで不気味なピエロが出現するという「ピエロ騒動(2016 clown sightings)」などがあり、この頃から日本のみならずアメリカなどでもドナルドは姿を消し始めていた。
そんな中、日本マクドナルド公式Xアカウントは、2024年9月にマクドナルドファミリーの画像を投稿している。バーディーやハンバーグラーといったおなじみの顔ぶれが並ぶなかで、ここにもドナルドの姿はなかった。
みんな、ひさしぶり!
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) September 13, 2024
ボクたちの名前、おぼえてる? pic.twitter.com/jXBg4FLtua
なお、ドナルドは完全に姿を消したわけではなく、現在は子供たちの日常生活に必要なルールやマナーを、ドナルドが一緒に考えながら導くプログラム「ハロードナルド!」を全国の保育園・幼稚園、小学校向けに実施している。
ほかにも、病気と向き合う子供とその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」のマスコットとして活動するなど、イベントやメディアへの出演は減少したものの、別の形で活躍中だ。
この度、長年CMからは姿を消していたドナルドが復活した。このことから、XをはじめとするSNS上では彼との再会を喜ぶファンの歓喜の声で盛り上がりを見せている。