集英社の「週刊少年ジャンプ」でマンガを連載していた元漫画家・坂本裕次郎氏の投稿が話題だ。エッセイマンガのような形で投稿された「ジャンプ打ち切り漫画家のその後」には、X上で懐かしむ声や驚きの声が集まっている。
氏は現在、株式会社コミックルームに在籍しており、漫画家から編集者に転向。同社が初めて立ち上げるWeb雑誌「COMIC ROOM BASE」の編集長に就任したことを明かした。
ジャンプ打ち切り漫画家のその後(1/2) pic.twitter.com/G4fQXt3a92
— 坂本裕次郎 (@sakamotoyujirou) August 11, 2025
氏は2005年~2006年に「週刊少年ジャンプ」で『タカヤ -閃武学園激闘伝-』を連載した経歴を持ち合わせており、今現在も有名なスラング「あててんのよ」を話題性とともに生み出した。
同作は後に『タカヤ -夜明けの炎刃王-』に改題され、学園バトルから突如「異世界ファンタジー」に転向。改題後は全1巻の分量で連載を終えた。
最終話で主人公とヒロインが見開きで必殺技を放つコマでは「よっしゃあああッッ THE ENDォオ!!」と謎の勢いがある文字列が打ち出されており、打ち切りマンガの金字塔のような扱われ方で語り草になっている。
(画像は「集英社」 公式サイトより)
今ではポピュラーな「異世界転移」を扱っているため、時代が早すぎた作品とも言われているが、ストレートに作品内容や登場人物を評価する読者も多い。
氏が「坂本次郎」名義で原作を務めた『恋染紅葉』も含めて「同じ作者だったんだ」「懐かしいし、好きだった」という声のほか、氏が漫画家から編集者へ、そして現在は編集長に就任したことに驚きの声も上がっている。

投稿によると、新しく立ち上げるWeb雑誌「COMIC ROOM BASE」では、漫画家を募集中。「今流行りの令嬢もの描きたい!でも、バリバリの少年漫画描きたい!でも、それ以外でもありがたいです」としている。
新たにSTARTする世界で“あてにいく”ことを目指す漫画家は、株式会社コミックルームの公式サイトから詳細を確認しよう。