Xbox公式は8月20日、Team Cherryが開発する新作ゲーム『ホロウナイト シルクソング』について、“ついにプレイできた”と報告した。
現在ドイツ・ケルンで開催中の欧州最大のビデオゲーム見本市「gamescom 2025」にて体験版が公開中の『ホロウナイト シルクソング』。発表から6年の時を経てついに登場する本作を、Xbox Wire編集長であるJoe Skrebels氏がプレイしたレビューが公式サイトにて公開されている。
『ホロウナイト シルクソング』は、2017年に発売されたゲーム『ホロウナイト』の続編にあたる作品。前作はメトロイドヴァニアと呼ばれる探索型の2Dアクションゲームとなっており、デフォルメされたキャラクターや幻想的なアートデザイン、スタイリッシュな戦闘などが人気を博していた。
本作は、前作に登場した「ホーネット」を主人公とし、“シルクと歌に支配された”王国で旅をしながら、自らの過去に結びついた秘密を明らかする物語を描く。ホーネットは、武器やトラップといったツールを作り上げる新たな要素「クラフト」を駆使しながら鋭くも美しい、踊るようなアクションで総勢150以上もの敵に挑む。
公開されているレビューでは、本作に必要だった「見慣れた親しみやすさ」と「新しい違い」のふたつの要素を見事に成し遂げていると紹介。本作を待ちわびているであれば、きっと満足する内容になっていると太鼓判を押している。

体験版は「Moss Grotto」と「Deep Docks」の2つのエリアから選択して遊ぶことができる仕様となっているという。「Moss Grotto」では、ホーネットの“スピード感”が体験できたことや、世界が非の打ちどころのないほどに美しくアニメーション化されていることに触れている。
「Deep Docks」では、複雑なエリアと手強い敵の数々により本作が高難度であることを思い出させるとともに、新要素であるクラフトシステム「ツール」を体験できるものとなっているようだ。さらにホーネットが戦闘中にどのツールを選択したかによってゲーム全体のプレイ方法が大きく変化することも紹介している。
Skrebels氏は、本作の核となるのは、高速で力強く精密なプラットフォームアクションと戦闘と語る。前作『ホロウナイト』が成し遂げたことを引き継ぎながら、Team Cherryが開発者として長年かけて得た経験などによって強化されており、ファンが長年待ち望んでいたゲームだと胸を張って言えると締めくくっていた。


また本作は、もともと2019年に発表されており、2022年時点で公開されたトレーラーとあわせて2023年前半に発売を予定していた。しかし「時間をかけてできる限りいいゲームにしたい。」という思いから発売の延期を発表しており、これまで発売時期は未定となっていた。
本作に関するさまざまな憶測が飛び交うなか、8月20日に配信された「gamescom Opening Night Live 2025」にて、ジェフ・キーリー氏が本作は“間違いなく今年中”に発売すると断言。
さらに本作は、10月16日に発売が決定したXbox対応の携帯ゲーム機「ROG Xbox Ally」登場時からGame Passでプレイ可能とも語られており、8月21日23時30分から配信される本作の配信番組にも注目が集まる状況となっている。