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『Slay the Spire 2』の早期アクセス開始が「2026年3月中、いずれかの木曜日」へ延期。品質基準を満たすため、さらなる時間が必要と開発元が説明。「『シルクソング』のせいではない」とジョークも

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9月12日、ゲーム開発スタジオのMega Critは、開発中の新作『Slay the Spire 2』について、早期アクセスの開始時期を2026年3月のいずれかの木曜日へ延期することを発表した。

同作の早期アクセスは当初2025年後半に予定されていた。Mega Critは公式声明の中で、品質基準を満たすために、開発にさらなる時間が必要であると説明している。

Mega Critは延期の詳細について、特定の大きな問題があったわけではないと説明している。同日公開されたコミュニティレターによれば、メンバーの個人的な事情(全員無事であるとのこと)、『こうすればもっと面白くなるのでは』というアイデアが積み重なったこと、そしてスタジオが設ける品質基準に到達するためには、ゲーム全体のさらなるクオリティアップが必要であることなどを総合的に判断した結果だという。

ファンからの質問が予想されるFAQセクションも設けられ、他のゲームの発売時期との関連性や、グッズ制作などが開発に影響を与えたという憶測を先んじて否定している。

また、9月4日発売された『ホロウナイト シルクソング』についても触れ、「延期理由は『シルクソング』の発売ですか?」という想定質問に対し、今回の決定が『シルクソング』の発売日が発表される前にされたことや、時期が近くなったことは偶然であることを説明している。

また、コミュニティレターでは、続編における新たなシステム「Alternate Acts」が紹介された。これは、ゲームの各Actを始める際、2種類のバージョンからランダムで1つが選択されるというものだ。

『Slay the Spire 2』早期アクセス開始が2026年3月中の木曜日に延期。『シルクソング』のせいではないとジョークも_001
(画像は「The Neowsletter – September 2025」より)
『Slay the Spire 2』早期アクセス開始が2026年3月中の木曜日に延期。『シルクソング』のせいではないとジョークも_002
(画像は「The Neowsletter – September 2025」より)

それぞれのバージョンでは、環境、登場する敵、イベント、ボスが根本的に異なり、これにより1プレイごとのゲーム体験が大きく変化する。具体例として、Act 1にはこれまでトレーラーなどで公開されてきた、森林遺跡のような「Overgrowth」に加え、新たに下水道を舞台とする「Underdocks」が存在することが明かされた。

この新システムにより、ゲームのコンテンツ量は実質的に倍増することになる。ただし、早期アクセス開始時点では全ての「Alternate Acts」が実装されるわけではなく、Act 2とAct 3には、リリース後のアップデートで順次追加される予定だ。

開発チームは、具体的な発売日はリリースが近づいた段階で発表するとしており、今後も継続的に情報発信を行っていく姿勢を示している。

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