GoogleのGboardチームは10月1日、第14世代となる新しい「キーボード提案」を公開した。今回発表されたのは、従来のキー入力を刷新するコンセプトモデル「Gboard ダイヤルバージョン」で、円形デザインとダイヤル操作を採用した試みとなっている。
今回の発表はあくまでコンセプトの紹介であり、製品化や一般提供が予定されているわけではない。同様のデバイスを自作できる設計図を、オープンソースとして公開している。
このモデルは、キーを押すのではなく回転操作によって文字を選ぶ仕組みを特徴としている。キーは3層構造で配置され、指を差し込んでダイヤルを回すことで効率よく入力できるというユニークなアイデアだ。
従来の「打つ」「押す」といった感覚を超え、直感的で新しい入力体験を目指したものとして紹介されている。

Gboardチームは「洗練されたデザイン」「最先端のUI」「円滑化された文字入力」「これまで以上に際立つアイデア」をテーマに掲げ、既存の枠にとらわれない新しい形のキーボードを提案している。過去には、棒状にした「Gboard 棒バージョン」や、かぶって使う「Gboard 帽バージョン」といった試みも公開されており、今回の発表もその流れを受け継ぐものといえる。
「Gboard ダイヤルバージョン」は、10月1日より、オープンソースが公開中だ。