株式会社玄光社は、書籍『最期の九龍城砦 COMPLETE EDITION』を本日発売した。価格は4400円。本書は、香港に存在した巨大なスラム街「九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)」の写真を収めた貴重な写真集の復刊となっており、入手困難となっていた前著にコラム・特典などを加えた貴重な一冊となっている。
本書が取り上げる「九龍城砦」は、香港にかつて存在した巨大なスラム街のことだ。スラム街とは言うものの、その実態は城のような建物であり、無計画な建設の繰り返しによって生み出された高層高密の街となっている。最盛期には5万人もの人々が暮らしていた九龍城砦は、1993~1994年に取り壊されてしまった。しかしながらその混沌とした魅力は、今なお多くの人々を惹きつけており、映画やゲームなどさまざまな作品のモチーフにもなっている。
本書は取り壊しが決まった在りし日の九龍城砦を撮影した写真をまとめた写真集だ。2009年刊行の前著『最期の九龍城砦 完全保存版』に対して、初公開のカットや九龍城砦にまつわるコラムを新規収録するほか、特典として九竜城砦の内部を映像で視聴できるQRコードも掲載する。

書籍『最期の九龍城砦 COMPLETE EDITION』はAmazonなど各種ECサイト・書店にて発売中だ。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
入手困難だった幻の写真集『最期の九龍城砦』が待望の復刊。かつて香港に存在した高層高密スラム街「九龍城砦」の最期の姿を撮影した貴重写真を、初公開カットも含め一挙収録。
株式会社玄光社(本社:東京都千代田区)は、書籍『最期の九龍城砦 COMPLETE EDITION』を2025年10月16日に発売いたします。
『最期の九龍城砦 COMPLETE EDITION』2025年10月16日発売
かつて香港に存在し、最盛期には5万人が暮らしていたとされる高層高密スラム街「九龍城砦」。
1993年から1994年にかけて取り壊されたものの、映画やゲーム等、様々な創作のモチーフとされ、今なおその混沌とした魅力に多くの人々が惹きつけられています。
本書はそんな九龍城砦に魅せられた著者が、取り壊しが決まった在りし日の九龍城砦を撮影した写真をまとめた写真集。現在では入手困難となっている前著『最期の九龍城砦 完全保存版』(2009年刊/著:中村晋太郎/ゴマブックス)にも掲載されていなかった初公開のカットと、『九龍城寨の歴史』(2022年刊/原著:魯金/みすず書房)の翻訳でも知られる倉田明子氏をはじめとした執筆陣による九龍城砦にまつわるコラムを新規収録するほか、特典として中村氏が撮影した九龍城内部の映像を視聴できるQRコードも掲載。
著者について
中村晋太郎
1969年長崎県生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒業。大学の卒業研究で都市計画研究室のスラム研究チームに所属し、九龍城砦の現地調査を行う。1993年より建築関係の仕事に従事しながら写真家として活動。主な著書に写真集『最期の九龍城砦』(1996年/新風社)、写真集『胡同(フートン)物語』(2008年/アーカイブス出版)などがある。
【本書概要】
タイトル : 最期の九龍城砦 COMPLETE EDITION
発売日 : 2025/10/16
判型 : B5判 224ページ・帯付き
定価:本体4,000円+税
ISBN-13 : 978-4768330791
出版社 : 株式会社 玄光社
Amazon販売ページ:https://amzn.to/4gRLXbK
【会社概要】
商号 : 株式会社玄光社
所在地 : 〒102-8716 東京都千代田区飯田橋4-1-5
設立 : 1931年
事業内容 : 出版
URL : http://www.genkosha.co.jp/