いま読まれている記事

AWSの大規模障害、10月20日夜から21日朝にかけて順次復旧。任天堂のネットワークサービスや『フォートナイト』など各サービスが正常化。AWS公式も障害からの回復が進んでいることを報告

article-thumbnail-251021a

10月20日16時頃に発生したアマゾンのクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」の大規模障害は、同日夜から21日朝にかけて順次解消に向かっている。

この障害の影響で接続しにくい状況が続いていた任天堂のネットワークサービスや『フォートナイト』など、多くのゲームやWebサービスは、公式SNSなどを通してサービスの正常化・障害復旧を報告している。

今回の大規模障害は20日16時頃から世界的に発生し、AWSを利用しているとみられる多様なサービスで影響が確認されていた。任天堂の「ニンテンドースイッチ」向けネットワークサービスや、Epic Gamesの『フォートナイト』、Epic Online ServicesおよびEpic Games Store、ビジネスチャットツール「Slack」、クリエイター支援プラットフォーム「Skeb」などで障害が報告され、各社がSNSなどを通じて障害の発生を告知していた。

AWSが各サービスの稼働状態を公式に伝える「AWS Health Dashboard」の履歴によると、この障害はUS-EAST-1(北バージニア)リージョンにおいて、複数のサービスでエラー率の増加や遅延、接続性の問題が発生したことが原因だったようだ。

同ページの情報によれば、日本時間の20日16時過ぎに問題が調査され始め、その後、US-EAST-1におけるDNS解決の問題が根本原因の一つとして特定。日本時間18時半頃から回復の兆候が見られ始めた。同19時半過ぎにはDNSの問題が緩和されたが、その後もサーバー(EC2インスタンス)の新規起動に関するエラーの解消などに時間がかかり、対処が続けられていた。

その後は21日未明にかけて順次サービスが回復し、21日早朝の時点では、ほぼ全てのサービスが回復したと報告されている。

これを受け、障害の影響を受けていた各サービスも順次復旧を報告している。任天堂サポートの公式Xアカウントは、20日15時53分頃より発生していたネットワークサービス全般の障害について、同日22時37分に復旧したと告知しているほか、『フォートナイト』公式Xや、Epic Games StoreやEpic Online Servicesの「EOS Status」なども、障害が解決したことを伝えている。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ