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『ポケモンスリープ』バケッチャがサプライズ登場。最新作『Z-A』で判明した新事実もさっそく反映。12年の時を経て再定義された新しいフォルム名が使用される

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スマートフォン向け睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』(以下、ポケスリ)は10月22日、睡眠リサーチで新たに出会えるポケモンとして「バケッチャ」と進化後の「パンプジン」が登場することを発表した。

10月27日朝4時に開始するイベント「ハロウィン2025:ダブルアメリサーチ」とともに実装。タイプはいずれも「ゴースト」で、ワカクサ本島/ゴールド旧発電所/ワカクサ本島 EXに出現する。

出会える睡眠タイプは「うとうと」で、新食材「ずっしりカボチャ」を拾えるようだ。この新食材を使った新レシピ2種がイベントとともに追加される予定。

バケッチャが出現開始するのは10月27日としているものの、10月22日の時点でバケッチャと既に出会えたという報告が相次いでいる。

『ポケスリ』は以前にも「フワンテ」といったポケモンをサプライズ実装したことがあるため、今回も恒常的な出現に先駆けた施策という見方が強い。

そして特筆すべきは、10月16日に発売された『ポケットモンスター』シリーズ最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』(以下、Z-A)で判明したバケッチャに関する新事実が『ポケスリ』にも反映されている点だ。

バケッチャは遡ること12年前に発売された『ポケットモンスターX・Y』で初登場した“かぼちゃポケモン”。同じ見た目でもサイズが異なる4種の姿が存在し、各サイズで能力も異なるという特殊なポケモンだ。

具体的には「ふつうのサイズ」「ちいさいサイズ」「おおきいサイズ」「とくだいサイズ」に分かれており、これは進化後のパンプジンも同様。一方でこの「サイズ違い」が、他のポケモンでみられることがある「フォルム違い」なのかは不明瞭だった。

「ポケモンずかん」公式サイトにおいても、バケッチャとパンプジンの異なるサイズが「フォルム違い」であるかどうかを示す材料は、記事執筆時点で提示されていないようだ。

一方で最新作『Z-A』では、図鑑説明やイベントを通して各サイズが「異なる品種」であるという新事実が判明し、一部のプレイヤー間で話題となっていた。

それに伴い、作中では各サイズが「ちゅうだましゅ」「こだましゅ」「おおだましゅ」「ギガだましゅ」という名称になっている。

これはゲームシステム的な分類の話ではなく、明確に作中の世界観で「おおきいサイズ」「とくだいサイズ」と分類していたものを、時を経て判明した生態的な新事実を元に「異なる種類」のポケモンと再定義しているようだ。

『Z-A』発売から1週間弱が経ったタイミングで、早速『ポケスリ』にも新しい名称が反映された流れとなっている。『Z-A』をまだ遊びきれていないプレイヤーにも向けた、まさにサプライズな情報開示と言えるだろう。

なお、バケッチャが初登場した『X・Y』の時点でサイズが異なるポケモンは確かに画期的ではあったが、現在の『ポケットモンスター』シリーズや関連作には全てのポケモンに“個体差”としてサイズ違いのシステムが導入されていることがある。

つまり、能力が異なるという部分を除き、サイズ違いに関しては既にバケッチャやパンプジン特有の現象ではない。もしかすると、こういったシステムや世界観の解像度の変更に伴って、今回のような「再定義」が行われたのかもしれない。

本シリーズにおいては珍しいことではなく、例として性別システムが存在しない初代『赤・緑』においては「ニドラン♂」「ニドラン♀」が図鑑ナンバーすら異なる別種のポケモンとして扱われており、後発のポケモンとは概念的に異なる部分が存在する。

また、時代やゲームシステムの変化に伴ってポケモンの分類や解釈が変わる流れを世界観として明確に取り入れたポケモンも存在する。昔のシンオウ地方であるヒスイ地方を舞台にした『Pokémon LEGENDS アルセウス』で初登場した「バスラオ(しろすじのすがた)」が代表的だ。

『ポケモンスリープ』バケッチャがサプライズ登場_005

『Pokémon LEGENDS アルセウス』
温厚な 気質など 相違点 あれども バスラオの 特徴を 多く 有すゆえ そのリージョンフォームと 定義す。

『ポケットモンスター バイオレット』
生態が あまりにも 異なるため バスラオとは 別種という 説が 近年は 有力視されている。

(画像と説明は「ポケモンずかん」より)

ライター
小学生の頃は「一太郎スマイル」のタイピングゲームでランキングを席巻することでしか己を証明できませんでした。現在は「広く深く」をモットーに好きなこと・できることを拡大中。積みゲーが多い中、ポケモンだけは万劫末代まで入れ込み続けると思います。

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