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名作フリーゲーム『冠を持つ神の手』リメイク版リリースが2026年3月に。英語版・韓国語版も遅れてリリース予定。リメイク版は新EDや新イベントなども収録予定

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小麦畑は、フリーゲーム『冠を持つ神の手』のunityリメイク版のリリースが、2026年の3月になると発表した。クラウドファンディングのプロジェクトページが更新されたほか、公式サイトも開設されている。

同作は2009年に公開されたフリーゲーム。ファンタジー世界「グラドネーラ」を舞台に、国王の候補者として選ばれた主人公を成長させ、王城に暮らす人々との関係を築いていく育成アドベンチャーゲームだ。

リメイクプロジェクトは2024年に発表されており、その年の11月に告知されたクラウドファンディングでは、目標額を大幅に上回る680万円超の金額を集めた。実装が決まったリターンには、新エンディングや新イベントの追加なども多数含まれている。

なお、クラウドファンディング実施時の発表では2025年中のリリースを目指していることが告知されていたが、作業量を鑑みて予定日を変更したという。日本語版をリリースしたのち、なるべく早い段階で英語版・韓国語版のリリースも考えているとのことだ。

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(画像は冠を持つ神の手 unity版より)
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(画像は冠を持つ神の手 unity版より)

旧版の『冠を持つ神の手』は吉里吉里2にて制作されていたフリーゲーム。王位継承資格を示す「選定印」を持った14歳の主人公が、成人までの1年間を王城で教育を受けながら、そこで暮らすキャラクターたちと関わりながら過ごすというもの。

キャラクターの育成結果だけでなく、さまざまな思惑で主人公に近づいてくるキャラたちとどのような関係を持つのかによってもエンディングが分かれ、全キャラに対して愛情・友情・憎悪・殺害・裏切といった分岐が存在している。

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またそれぞれのキャラから主人公に向けられる好感度だけでなく、主人公から各キャラに向けた好感度を設定することも可能で、それによってゲーム中の選択肢なども細かく変化。て「嫌いだが気になる」「友情と嫉妬の板挟み」といった複雑な人間関係を自身の手で構築できる。

またゲーム中で一度だけ、“それまで相手に向けていた感情を反転させる”ことができるのも本作の大きな特徴。意外な一面を見てしまったことて、人物との関係が大きく変化する瞬間をゲームシステムによって巧みに再現している。

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なお旧作版については、小麦畑の公式サイトなどから現在でも入手可能。一方で多数の機能が追加された「攻略支援版」については、誤購入を避けるために2025年いっぱいでの販売終了を予定しているという。

リメイク版ではイラストの雰囲気がやや変化し、BGMも全曲差し替えになるとのことなので、旧版を手元に置いておきたい方は早めにチェックしておくことをおすすめしたい。

編集・ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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