株式会社永谷園(以下、永谷園)は、「お茶づけ」商品に封入していた「東海道五拾三次カード」の封入終了を発表した。同カードは2016年11月から封入していたため、約10年間で終了となる。
少し寂しいお知らせです。
— 永谷園公式 (@nagatanien_jp) October 28, 2025
10年間、お茶づけと一緒に旅を続けてきた「東海道五拾三次カード」が、2025年12月末の生産分をもって封入を終了します。… pic.twitter.com/74WzMAS3dD
永谷園の「お茶づけ」シリーズは、1952年発売の「お茶づけ海苔」に代表されるロングセラーの商品シリーズだ。「お茶づけ海苔」は、「小料理屋の〆で食べられるお茶づけを家でも簡単に食べられたら良いのに」という発想から開発された商品で、パッケージのカラフルさが目を引き人気となった。

これまで封入していた「東海道五拾三次カード」は、もともと商品を人手で生産していたころに検査の確認印を押していた検印紙に由来する。消費者に日本文化・芸術に興味を持ってもらい、文化普及の一助になればとの想いから、絵画を検印紙に印刷したのがはじまりだ。
1997年にカードの封入は休止したが、その後の情勢の変化から「日本文化を身近なところから実感する機会になれば」と、2016年11月から「東海道五拾三次カード」を封入する形で復活していた。
永谷園はお知らせにて「カードの終了はひとつの節目だが、お客様に『文化を味わう時間』を届けるという思いは変わらない」とコメントしている。また、Xのポストでは「2026年春、新しい形で『東海道五十三次』を皆様に届けられるよう準備を進めている」と明かしており、こちらについても期待したい。
封入終了となる商品は永谷園の「お茶づけ」の以下5商品だ。2025年12月末の生産をもって封入終了となり、店舗在庫状況によってはカードが封入される場合もあるとのことだ。
● お茶づけ海苔(8袋入)
● さけ茶づけ(6袋入)
● 梅干茶づけ(6袋入)
● たらこ茶づけ(6袋入)
● わさび茶づけ(6袋入)
なお、現在実施中の「東海道五拾三次カードフルセットキャンペーン」は引き続き2026年8月31日まで応募を受け付けているので、こちらもあわせて確認したい。
