Microidsは11月6日、アドベンチャーゲーム『Syberia Remastered』を発売開始した。対応プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、PC。
本作は2002年に発売され高い評価を得たシリーズ第1作『Syberia』の完全リマスター版。開発はVirtuallyz GamingとMicroids Studio Parisが共同で担当している。
『Syberia』は、ニューヨークの優秀な弁護士ケイト・ウォーカーを主人公とするアドベンチャーゲームだ。彼女は古いオートマトン(機械人形)工場の買収契約を完了させるため、フランスのアルプスに位置する架空の村、ヴァラディレーヌを訪れる。しかし、工場所有者の葬儀と相続人の不在により、その仕事は想定外の事態へと発展していく。
ケイトは工場の正当な相続人である天才発明家ハンス・ヴォラルバーグを探し出し、契約書にサインをもらうため、機械人形のオスカーと共に蒸気機関車でユーラシア大陸を東へと横断する旅に出ることになる。
(画像はSteam『Syberia – Remastered』より)
リマスター版となる本作では、オリジナル版の発売から20年以上の時を経て、ビジュアルが現代向けに刷新された。シリーズの生みの親である故ブノワ・ソーカル氏が構築した独特の「クロックパンク」の世界観やアートスタイルを忠実に再現しつつ、キャラクターや背景が3Dで美しく再構築されている。
ゲームプレイ面でも現代の基準に合わせた調整が行われており、UIの刷新や3Dナビゲーションの改善、よりスムーズな操作性などを実現している。また、ゲーム進行の鍵となるパズルについても、オリジナルの物語における役割を維持しながら、新たな角度から楽しめるよう再設計されているという。




